「竜神様の話」

昨年は生きていない猫たちと妖怪けっかいを消滅させたらしい話を採用していただきありがとうございました。HN・夜那(よな)です。

昨年の放送で移動できない竜神様の祠のお話があったと思うのですが(11月くらいの放送だったと思います)、それを聞いていて思い出した話があるので投稿させていただきます。

以前住んでいた町で、アルバイト先の近くに一人でお酒を呑みに寄るようになった酒屋さんがありまして、たまに帰りに呑んで帰っておりました。

そこのご店主はその土地の神社さんの氏子さんで、私がその神社さんやその他の町の神社さんにもによく行っていたこともあっていろいろな話を教えていただきました。

そのうち常連で来る氏子さんたちともお話するようになって、「興味があるならおいで」と秋の神事の時にも参加させていただいたりしていました。

あるとき常連さんから、「夜那ちゃんさ、うちの神社の本殿の横にちっちゃこいお社あるでしょ?」と聞かれました。




確かにその神社さんの本殿へ向かって右側に小さな鳥居がもう一つあって、奥に小さな末社がひとつありました。ですが、私はお参りに行くたびにその末社の鳥居の前まで行くのですが、鳥居の奥が何故か怖く感じてくぐれず鳥居の向こうからご挨拶だけをしていました。

「あそこのお社にお参りしたことある?」と聞かれたので、「(一応)あります」と答えると、今度は「あそこでお願い事したことある?」と聞かれましたので、怖いと言ったら失礼かと思いそこは濁して、いつも鳥居の向こうから挨拶するだけでお願い事はしたことがないと答えました。

すると氏子さんが冗談めかした感じではなく普通にサラッと、「お願い事したことないなら一生付き合う気がないならそのまましないでおいた方がいいね、お願いしちゃうと付き合わなきゃいけないし」というのです。

ねえ?と話を振られたご店主も「んだねぇ」と頷いておられました。

お願いしてしまうと一生付き合わないといけない???とはどういうことか一瞬理解できず返事が出来ずにいるとご店主と常連さんが、「あれ竜神さんなんだけど、ねえ?あれ連れてくるときも大変だったって言ってたもんねぇ?」「んだなぁ、車で連れて帰ってくる途中ずっと暴れてたっけ、わやだったって言ってたなぁ」というのです。

さっとだけ聞けた話をまとめると、

 ・元々はどっかの港のある町だか村だかの神社にいた竜神さんだった。
 ・諸事情により神社を閉じなくてはならなくなったので、いまある神社さんの宮司さんがうちでお祀りしますと引き取ることになった。
 ・宮司が車で御神体を引き受けに行った帰り、車の中で暴れて大変だった。

「暴れるってどんな風にですか?」と聞いてみると、「そのまんまさ、ガッタンバッタン、まー、うるさくて大変だったっとさ」とのこと。

「まぁそんなわけで、気性が荒いからお願い事はしないほうがいいな、あれは面倒だから」と言われて話が終わってしまいました。

アトラスラジオを聞いている今だったらもっと突っ込んで色々な質問ができたと思うのですが、当時はそのまま氏子さんたちが他の話を始めてしまったので、「そういうこともあるんだな~、気性が荒いのか~だから近寄ったら怖い感じするんかな?」などとおまぬけに自分の中で整理して終わってしまい、いまさらになって、勿体ないことをした!と思ってしまいましたのでコロナがおさまって帰省できたときにもしチャンスがあったら行って聞いてみたいと思っております。

(読み返して気が付きましたが、「わや」は北海道の方言です・・・「大変だ」の意味で使っています)

(アトラスラジオ・リスナー投稿 HN・夜那さん 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部 投稿)

画像 mojyao / photoAC

 

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