セーラム魔女裁判の犠牲者を偲び、高速道路の一部が改名される

魔女裁判というと中世ヨーロッパを想像するのが大半だろう。しかし、その後にアメリカでも小規模な魔女裁判事件が起きていた。マサチューセッツ州北部にあるセーラムは1692年に魔女騒動が起き、魔女裁判が行われていた事で知られている。魔女騒動がでっち上げによるものだと判明するまでは、何人もの地元の人々が魔女とされて処刑された。

今ではそんな暗い歴史も観光の目玉となり、魔女伝説の街として観光客やオカルトファンに人気の土地となっている。また、魔女として断罪されてしまった人々の名誉回復も近年になって活発に行われているのだ。先日、魔女裁判の犠牲となった女性を偲び、高速道路の一部が改名されるという動きになった。




これは地元在住のロジャー・クリニー氏の働きによるものである。彼は遠縁に魔女裁判の犠牲者の一人であるスザンナ・ノース・マーティンが存在する事を知り、マーティンやその他の人々が当時の迷信に殉じたことを記念して行動を起こすことを決意したという。

それはかつて彼女の家族の土地だったところを通る高速道路495号線の一部を、彼女に敬意を表して改名するというものだ。魔女裁判の犠牲者に捧げる小さな標識はこの町では珍しくなく、実は高速道路の近くにはマーティンの標識もある。しかし、高速道路そのものの名前を通じて犠牲者を偲ぶ事は新しい試みかもしれない、と地元の歴史家たちは語っている。

クリニー氏が改名のためにマサチューセッツ州歴史協会と州運輸局に相談したところ、この地域の州議会議員であるダイアナ・ディゾーリオさんを紹介されたという。今回の運動に対して彼女も尽力し、マサチューセッツ州知事のチャーリー・ベーカー氏の署名により、無事にスザンナ・ノース・マーティン・ハイウェイは法的に認可されたもようである。

(勝木孝幸 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像 svenstorm on Visualhunt.com

 

関連記事

最近の投稿

ページ上部へ戻る