
1942年8月、アメリカで飛行船が姿を消し、数時間後に乗員全員が行方不明になった状態で再び姿を現すという事件が起きた。
この飛行船はL-8というアメリカ海軍のLクラス飛行船で、カリフォルニア州サンフランシスコのトレジャー島を離陸したが、すぐにファンストン基地付近の海上で消息を絶ってしまった。
幸い数時間後に再び姿を現したのだが、飛行船はまるで誰も操縦していないかのように風に流されており、やがてサンフランシスコの南に墜落した。
The case of the 1942 'ghost blimp' L-8 still remains a mystery 80 years on https://t.co/bHZrRBq5rq
— UnexplainedMysteries (@unexplainedmys) November 20, 2022
墜落現場を調査したところ、離陸時に乗っていた2人の乗組員が姿を消していたことが判明したのである。
何らかのトラブルで乗組員が飛行船から脱出したのかとも思えたが、船内にはパラシュートや非常用ラフト等のすべてがそろっており、無線も問題なく機能していた。しかも、船体には損傷や事故があった形跡がなかったのである。
結局、2人の乗組員の痕跡は何一つ発見されず、80年たった今でもこの事件は謎だらけの消失事件とされている。
(田中尚 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
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