エイリアン基地の扉!?干ばつで湖底に不思議な図形が浮かび上がる

今年は世界各地を異常気象が襲い、大規模な洪水や干ばつが報告されている。

中国も深刻な干ばつに襲われた国の一つだが、ある湖では水量が激減した結果、なんと湖底から奇妙な幾何学模様の地形が現れ「湖底からミステリーサークルが出現した!?」と地元で話題になっているというのだ。

この奇妙なミステリーサークルは湖南省にある洞庭湖の湖底で発見されたと伝えられている。地元メディアの報道で公開された写真には、確かに水位が下がった湖の底に四角い迷路のような図形が浮かび上がっていることが解る。

この不思議な地形を捉えた画像や動画は中国のSNS上に掲載されるなり大々的に拡散された。かなり年期の入ったものである事が伺えるため、古墳や古代の遺跡である可能性も考えられたが、中国当局の関係者は「専門家によれば古城遺跡や古墳群ではない事が確認されている」と述べている。そのため、多くの人がこの奇妙な模様について様々な推測を書き込んでいた。

やはりミステリーサークルを思い浮かべる人が多く、中には「地下にある秘密基地への入り口」だとする人もいた。いずれにせよ「宇宙人の仕業」だとする人が多かったようだ。




しかし湖を管理する団体の関係者は、この謎の地形はおそらく「アイウェイ」と呼ばれる一種の釣り仕掛けの名残ではないか、という見解を示している。

この仕掛けは湖の底に入り組んだミゾを作ることで、川によって湖の水位が上昇した時に魚を迷路の中に追い込み、水位が下がってから壁の中にとらわれた魚やエビ、カニ類を捕らえるものだというのだ。ちなみに2018年に洞庭湖の整備でこの仕掛けの撤去が行われたが、湖底に残された痕跡が水位が下がった事で露出したのではないかと考えられているそうだ。

しかし、この説明に誰もが納得しているわけではない。ある地元住民からは「1つのブロックが標準的なサッカー場と同じ大きさだ。漁に用いられる仕掛けにしては大規模すぎる」という指摘も上がっている。

この地形が宇宙人によって作られたものにしろ、人工的なものにせよ、洞庭湖は中国国内で2番目に大きな淡水湖。底にあった地形が確認できるという事は干ばつによって湖の水の70パーセントが失われていることから、多くの人が心配する原因になっている。

(勝木孝幸 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像&動画 Mo Mo Television -网红故事会儿 / YouTube

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