「ラジオから鈴の音が聴こえてくる…」

讃岐の白狐です。今回も個人的に理解できていない出来事について少しお話させていただきます。

以前採用頂いた「こっくりさん」の出来事の直ぐ後に経験した出来事です。当時、中学2年生の私は親に買って貰った大きめのラジオで 夜中を通して受信可能な電波を探し、様々な国の放送局宛てに受信報告書を郵送して、その地域の絵ハガキとか記念品を送ってもらうというBCRという趣味にはまっていました。

そんなある夜、ヘッドホンでガーガー ピーピーという音を聞きながらいつものように誰かの声を必死に探していました。

すると突然「また、こいつか」という男性の発する日本語に手が止まりました。日本のラジオ局だなと思い、どこの局だろうかと聞き耳を立てると、

「往ったり来たり。何をしてんねん」と、関西弁だなと感じましたが、「もう周波数をいじるのは止めろ。俺の話を聞け」と突然怒鳴られて自分が言われた様な気がして、驚きの余り思わず手が反応して再び、ピーピーガーガーというノイズの中に戻りました。

何だか動悸が治まらない私は、違う領域の周波数へとチューナーを動かして、再び局を探し始めました。

すると、また「変えるなて言うとるやろ。何で変えんねん!」と怒鳴り声が聞こえて手が止まりました。

そんなはずが無いと思いましたが、「そや、触ったらあかん。そのままにしとけ」と静かな声でその放送は言い、私は動けずにそのまま耳を傾けました。

しかし、何故かそれ以降、その声は再び発せられる事無く、まるで放送事故が起きたかのように無音が続きました。その時、その無音の中、私は鈴の音が薄っすらと聞こえるのに気付きました。

何だか気持ち悪くなった私は、ヘッドフォンを外してラジオのスイッチを切りました。




ところが、鈴の音はまだ聞こえていました。ラジオでは無かったのだと私はその音の発生源を探しました。でも、それが家の外だと分かり、夜中に遍路さんでも歩いているのかと無理矢理自分を納得させて、部屋の明りを消してベッドに横になりました。

でも、鈴の音を聞きながら目を閉じていて何だか不思議な気がしました。家の前で誰かが立ち止まって鈴を鳴らしているのか?音は移動せず音量も変わりません。

私は、急いで下の階で眠る両親を起こして伝えましたが、何故か両親には聞こえないらしく電波のノイズの聞き過ぎで耳がおかしく成ったのだと怒鳴られるだけでした。

あきらめて階段を上がっていると、鈴の音に混じって誰かの話し声が聞こえて来ました。その声は、私の部屋の向かいの小学生の弟の部屋から聞えていました。

私は弟の部屋をのぞきました。真っ暗な部屋の中でその声はしていました。

弟のベットに近付くと その声は弟の寝言で有る事が分かりました。でも、その声は弟の物では無く、言語も日本語ではありませんでした。今になって思い出してみると韓国語に近かったと思います。

恐ろしくなった私は、急いで自分のベットに潜り込み鈴の音を聞きながら眠りました。

不思議な事に、この鈴の音は一週間 同じ時刻に鳴り続け、更に日を追うごとに鈴の音は増えて行きました。弟の寝言は最初の夜だけでしたが、鈴の数が増えたせいか、反響音が頭に響いて眠れなくなりました。両親はオオカミ少年のように毎晩自分達を叩き起こす私を心配し、病院につれて行く事を相談していたようです。

1週間後、土曜日でしたが私は布団の中でヘッドフォンを付け、笑福亭鶴光のオールナイトニッポンを高めの音量で聞きながら鈴の音が聞こえない様にして眠りに付こうと考えていました。

ところが、その日は やっぱり鶴光の向うで鈴の音は聞こえているのですが、同時に私の名前を呼ぶ声が被さって聞こえていました。

必死にすがるように私の下の名を呼び続ける声はだんだん大きくなって鶴光の声が聞き取れない程になり我慢出来ずに私はベットから飛び起きました。

すると、2階の私の部屋の大き目の窓に白っぽい衣装を着た老人が両手をガラス窓にぴったりと押し当てて私を見ているのが分かりました。

必死にその状態で私の名を呼んでいましたが、何故か、私はそこで意識を失い、翌朝目覚めた時は床で倒れた状態でした。

その老人は、私が幼稚園の頃亡くなった祖父でした。

その後は、何故か鈴もならず弟も不可解な寝言を発しませんでしたが、何故、祖父が居たのか?何故、その一週間だったのか?何だか全てが不可解な出来事でした。

全てが夢だったような気もしますが、その後その家では午後23時11分になると階段がきしんで誰かが上がって来るぐらいの事しかありませんでした。

(アトラスラジオ・リスナー投稿 白狐さん 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像 StockSnap / PIXABAY

 

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