
先日、海外のネット上にUMAのビッグフットらしき影を捉えたで映像が登場、議論を巻き起こしているという。
問題の映像は先月末、テネシー州シルバーポイントという地域で撮影されたものだという。映像では木の陰から大きな黒い形が現れ、戸惑う目撃者が「あれが見えるか?」と口走る様子が記録されている。その生き物はカメラの前で木から離れると開けた場所に移動し、ゆっくりと森の中に戻っていく。一部始終を目撃してた男性は唖然として「おお、神よ」と呟くのがやっとのようだ。
この映像で特に興味深いのは、その生物の腕の長さだ。二足歩行で木から木へと、まるで猿のように掴みながら移動する姿は他のビッグフット動画では見られない特徴だ。目撃者は「最初はいたずらかと思ったが、動き方を見るとそうでもないと思った」と語っており、恐怖を感じた目撃者はその時近くにいた娘を家に連れ帰り、銃を持って現場に戻ったという。
しかし戻ってきた時には、謎の生物はどこにもいなかったそうだ。
なお、動画を見た人達からは、この生物がビッグフットではないかという意見がある一方で、ハロウィンの仮装ではないかという説も出てきている。
この映像は当初、ビッグフットの研究者たちから「極めて本物に近い」内容だと驚嘆でもって迎えられたものの、別の研究者が「動画のビッグフット」のサイズとシルエットにほぼ一致するハロウィン用の「死神」のコスチュームを探しだすことに成功。さらにその衣装には長く骨ばった腕が含まれており、動画のビッグフットの特徴的な長い腕の説明がつく、と結論づけられた。
目撃者は森の中から医用な影を発見して驚いたのかもしれないが、ハロウィンシーズンだったことも考慮に入れると、ビッグフットの正体は単なる仮装した人だった可能性が高いといえそうだ。
(田中尚 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
画像&動画 Jason Smith / YouTube