
南米ボリビアには世界初の「コカインバー」が存在する。
コカインは日本でも所持や使用が禁止されている違法薬物であり、使用を禁止している国は多い。ボリビアでもコカインは違法だが、コカの葉によるコカ茶は嗜好品として親しまれ、医薬品として合法的に使用・消費される事もあり、コロンビア、ペルーに次いで世界最大の生産国となっている。
そのためラパスは世界でも有数のコカイン観光の拠点となっており、毎年数千人がこの物質を手に入れようとこの町に集まってくるという。
世界初の「コカインバー」こと「Route 36」は、ボリビアのラパス市内で営業しているが、単純にグーグルで検索してもたどり着く事はできないという。
前述の通りボリビアでもコカインは違法薬物に該当するため、常に場所を変えることでなんとか営業を続けているのだ。もし一度たどり着いたとしても、ほんの数週間後にはまったく別の場所に移動してしまっている。
これは警察による摘発、近隣住民による通報や店にやってくる客によるトラブル等を避けるための措置だとか。そのため、この店に行きたい場合は地元のタクシーに乗り込むか、タクシードライバーに聞くのが一番早いそうだ。
また、もし「Route 36」を見つけても、地元のボリビア人はあまり店内に入る事はないという。基本的に国外の観光客が多く、そこで売られている物質も非常に純粋なものなので、店ではかなりの金額を払わされる可能性が高いとのことだ。
(加藤史紀 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
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