「猫との因縁話」

敏太郎先生、愛夢様、敏太郎先生の奥様、タートルカンパニーの皆さま、いつも興味深い配信ありがとうございます。敏太郎先生の声を聴いているだけで心が落ち着く自分に時折気が付く様になりました。いつも癒して頂いてありがとうございます。

讃岐の白狐です。

今回は不思議な猫との因縁話を投稿させていただきます。

私は、そもそも猫が嫌いでした。そのきっかけは小学2年生の時、同級生だった呉服屋の息子を中心に集まった金持ちグループでした。




当時はまだ道端に沢山の乞食と呼ばれる浮浪者が多くたむろしていており、同級生にもボロボロの制服を着て登校する子供、給食費が払えずに給食の時間になると教室から居なくなる友達もいましたが、もっぱら私は親に反対されながらも そんな彼等とばかり遊んでいました。

その中でも一番仲の良かった友達は、いつも猫を抱いて登校してきて下校迄校庭に放し、帰りはいつも私と一緒に猫を探してから下校していました。

そんなある日、授業を終えて校庭に出た私は金持ちグループに囲まれている彼と猫を目撃しました。

私は嫌な予感に近付けず様子を伺っていましたが、そのうち彼等に促されて彼と猫は何処かに連れて行かれてしまいました。

帰宅後予定のあった私は、不安を抱えたまま帰宅しました。

しかし、翌日から彼も猫も学校には二度と登校して来なくなりました。先生からの説明もないまま教室には空の席が出来、それも一週間以内に片付けられました。

登校しなかった日に彼の家、家と言ってもトタン板で囲っただけの空間でしたが、行ってみましたが家財道具一式無くなっていました。

気持が悪いまま私は学校に通っていましたが、彼が消えてから二・三日して金持ちグループの同級生の三人も学校に来なくなりました。

友達ではなかった為、本当の理由は分りませんが金持ちグループの他の友達の話では、その三人は殺した猫の幽霊に悩まされていたとの事。

バスに乗ると乗客以外に無数の猫が乗っているとか 寝ていると天井裏から猫の鳴き声が一晩中聞こえてくるとか夜中に目を覚ますと二足歩行する大きな猫が首を吊ろうとしているのを見るとかそんな事を言っていたと笑いながら教えてくれました。

そして、それを話していた男子もその翌日、何故か2階の窓ふき中に転落して学校に登校しなくなりました。

翌年に転校してしまった為、私はその後を知らないのですが、なんとなく小学生2年の私にも仲の良かった彼と猫に何があったのかは薄っすらと想像出来ました。

それ以来、私は猫には関わらない様にしておりました。

それから、13年程たって二十歳になっていた私は普通車免許が所得出来た記念に一人で深夜、福岡で海の中道を通って志賀島(シカノシマ)へドライブをしようとしていました。

ところが海の中道を走行中、突然右から飛び出して来た黒い猫にブレーキが間に合わず烈しい衝突を全身に感じました。鼓動が治まらず、息苦しさに運転が出来なくなって

そのまま車を寄せてエンジンを切り、私は車を下りて確認に向かいました。

しかし、不思議な事に どうしてもその猫の死骸を見付ける事は出来ませんでした。一時間程、車内で気持ちを落ち着かせた後に その日は福岡市内まで帰りました。

それから一か月後でした。雪に変わりそうな冷たい雨が降る夜、深夜遅くにバイトを終えてアパートに帰って来た時、駐車場に面した大きな窓の外から猫の鳴き声が聞こえてくるのが分かりました。

窓を開けると窓のすぐ下に ぐっしょりと雨に濡れ、震える二匹の黒い子猫が必死に私を見上げて泣いているのが見えました。

私は迷うことなく二匹を抱きかかえて部屋に上げ、タオルで雨を拭って毛布にくるみました。安心して目を閉じている二匹を眺めながら、私もそのまま眠ってしまいました。

翌朝、私はお皿に牛乳と急いで買って来た猫缶を眠っている二匹の横において大学に行き、そのままバイトに向かい、前日と同じ時間に帰宅しました。

ところが猫は二匹とも姿がありません。私は何処に隠れているのか探しましたが見つからず牛乳も猫缶も手が付けられていない事が不思議でかなり動揺していました。

そんな気持ちのまま窓を開けた私は、思わず蹲って、気が付くと声を上げて泣いていました。




猫は、二匹体を寄せ合って窓の下で冷たくなって死んでいました。

何が起きたのかというよりも自分がこの子猫達を救えなかった事に悲しく、私は死骸を再び部屋に上げタオルで固くなった体を拭いて、毛布にくるんで前夜と同じ様に眠りました。

翌朝、私は二匹を夜景の美しい油山の山頂に持って行き、お墓を作って手を合わせました。

その後、私は相撲の稽古場で開かずの間を開き、霊を憑依させたまま帰宅し部屋を事故物件化させてしまったわけですが、

そんな時、昔投稿した市民会館の受付嬢が何故か、私に子猫を貰って欲しいと言い出し、二匹の子猫の供養のつもりで生まれたばかりのペルシャ猫を預かりました。

ところが、その猫を部屋に上げた途端、唸りながら部屋中を駆け巡り、宙に向かって飛び掛かったりと一週間に渡って大騒ぎでした。

結果、その後霊障に苦しむ事も無くなり、霊感の強い友人が訪れなかった部屋に友人も集まってくるようになりました。

その後も何度か様々な猫が現れては私に何かを語り掛けて来る不思議な事が起きています。残念ながら私には猫の言葉を聞く力は有りませんので、何を伝えたいのかは分かりませんが。

またまた長文になってしまいました。すみません。

お読みいただければ幸いです。ありがとうございました。

【お便り】前世で救えなかった主人を助けに来たネコ、チベット人の亡命政府が地下王国にある ATL3rd 157

(アトラスラジオ・リスナー投稿 白狐さん 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部 猫物語)

画像 JL G / PIXABAY

 

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