デスバレーに飛行機事故の残骸が…グーグルマップで判明!

アメリカのカリフォルニア州に存在するデス・バレーは地球上で最も高い気温が測定された乾燥地帯である。そんなデス・バレーを上空から捉えたGoogleMapsの衛星写真で確認してみたところ、なんとばらばらになった飛行機の残骸らしきものが落ちている事が判明した。
墜落現場はカリフォルニア州デスバレー国立公園内にあり、デス・バレーそのものに非常に近い。問題の墜落した飛行機は、GoogleMapsに捉えられた奇妙なものについて投稿するRedditのページにスクリーンショットと共に貼られ、ユーザー達の注目を集めることとなった。
果たして、この物体は何なのか。本当に墜落した飛行機の残骸なのか、だとすればなぜ今まで発見されなかったのか?
写真を見たユーザーの一人は「すぐ南に軍事基地があるので、墜落した飛行機であることは理にかなっている」とコメントしている。確かに墜落現場は、米海軍航空兵器局の敷地のすぐ北にあり、また、その敷地に関連するチャイナレイク空港もある。
また別のRedditユーザーからは、Junction Ranch RCS Rangeの近くでもあるという指摘があったようだ。1988年に建設されたこの射撃場は、チャイナレイクにある海軍航空戦センター兵器部門の一部を構成している。
驚くべきことに、何人かのRedditユーザーはこの飛行機の正確な機種の特定にも成功していた。それによると、この飛行機は1962年に退役した米海軍と海兵隊の戦闘機であるFJ-2フューリー。特定者は「丸みを帯びた翼端」がこの機体の特徴に合致すると書いている。
しかし、この地域周辺に複数の米海軍施設がある事実と、航空機の正確なモデルの特定には至ったが、この残骸がどうして灼熱の砂漠の真ん中に残されてしまったのかという謎はまだ明かされていない。
Redditに書き込まれた有力な説は、FJ-2フューリーはかなり古い戦闘機であるため、「射撃訓練の標的に使われた」のではないかというものだ。しかし、誰もがこの説に賛同している訳ではない。中には「エイリアンに攫われた飛行機ではないか?」という驚きの説を唱える人もいた。
この飛行機の正体が何なのか、正確な事実は米軍の公式発表を待たなくてはならないようだ。
(飯山俊樹 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
画像 GoogleMaps / Google