海外発の最新都市伝説 AIが生成する不気味な女性「ロアブ(Loab)」

先日、アトラス及びTOCANAでは最近人気の「AIにホラー系の絵を描いてもらうと高確率で出力される謎の女」について報告した。

これは最近話題のAIお絵かきツールにてホラー系の絵をリクエストすると髪の長い白い服の女性が出力されがち、というものである。恐らくAIが大量の絵を学習した結果、貞子などの典型的な幽霊の姿を出力するようになったのではないかと考えられている。

ちなみに女性の姿は典型的な幽霊と似通っているものの、まったく同じものが出力されるとは限らないため、今のところ「どの絵にも必ず全く同じ女性の姿がある」といった事はないようだ。AIは条件に合わせてランダムに生成することは得意だが、全く同じものを再度生成することはまだ不慣れなのだ。

だが海外にて、AIに命じて「必ず同じ特徴を備えた顔」を生成することが出来るようになった、という報告が寄せられた。

Twitterにてアーティストとして活動するSupercompositeさんが、AIお絵かきアプリケーションであるDALL-Eに近いシステムのカスタムAIテキスト画像モデルを使用して、ある女性の顔を生成した。普通はキーワードが同一であっても差異のある画像が生成されるものだが、彼女は「ネガティブプロンプト」と呼ばれる箇所調整することでAIに「歪んだ顔と赤い頬」を持つ女性の画像のバリエーションを繰り返し生成させることに成功したのだ。

なぜAIがこの顔の画像を繰り返し生成するのかは不明だが、その結果出力される画像の中にはより不気味な印象を受けるものもあるという。そこからこの「顔」はAIのメモリーの「潜在的空間」に何らかの形で存在しており、こちらが生成してほしいと思っている画像ーーーこの場合は容姿が整った女性の顔とは正反対の特徴が出力されているのではないかと考えられるようになった。




ちなみにこの女性の顔を出力したAIお絵かきアプリケーションに近いものが「DALL-E」だが、「DALL-E」は画像を生成する際に独自の言語を用いて画像を認識し、生成しているのではないかと話題になった。そこから「DALL-E」に似たシステムを持つこのソフトウェアもAIコンピュータのアルゴリズムが「ありふれたものを全く新しいカテゴリーの画像へ変換した上で出力する」、結果として恐ろしく歪んだ不気味なものを生成することを学習してしまったのではないかと考えられている。

その結果、このAIは特定の「不気味で歪んだ女性の顔」を出力するようになってしまったのだろうか。この繰り返し生成される女性の顔は「Loab(ロアブ)」と名付けられ、「潜在空間における最初のヒト型の異形」の可能性が高いとみなす人たちも出てくるようになった。不気味な女ロアブは最新の都市伝説の怪人物的存在だというのだ。

最終的には、ロアブの存在はこのソフトウェアのAIが学習した結果産まれた癖のようなものである可能性が高いが、それにしても奇妙な現象であるのは間違いないだろう。

(勝木孝之 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像 https://twitter.com/supercomposite

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