2022年、岡山県浅口市鴨方町にある円珠院に秘蔵されている「人魚のミイラ」が倉敷芸術科学大学を中心としたチームによって、科学的に分析をすることになった。

人魚のミイラが科学分析されるきっかけは、岡山県出身の日本で初めての妖怪事典である「現行全国妖怪事典」を出版した、佐藤清明氏の遺品から出てきた資料に円珠院に人魚のミイラがあることがわかりメディアに取り上げられるようになったことからである。

再発見前は、昭和50年代に円珠院の人魚のミイラがテレビや新聞に取り上げられて話題になったことがあったそうだ。その頃は円珠院には多くの人が訪れ、人魚のミイラは見てもらえるよう展示してあったという。




だが、ブームも終わり人魚のミイラの展示もしなくなり、その存在も忘れてしまっていた。しかし、再発見により、所在がわかり多くの人の注目を集め科学的に分析することになったのだ。

科学的な調査の内容は、化石哺乳類学、魚類学、民俗学などの多くの専門家が協力し、最新のCTスキャンなどの機材も使用して分析がおこなわれた。

その後、人魚のミイラは倉敷市立自然史博物館に多くの人が見てもらえるよう特別展がおこなわれ展示されることになった。

その特別展「倉敷動物妖怪展」を取材することにした。

博物館関係者に人魚のミイラの説明を受けているときのことであった。人魚のミイラのウロコを分析するため一部採取したのだが、分析後に残ったウロコを食べてしまった人が存在すると言われた。

どうやらその人物は男の人であるらしいのだが、それ以上詳しい情報は得ることが出来なかった。だが、現代の令和に人魚を食べた人が居ることは驚くべきことである。

人魚を食べた有名なお話には、八百比丘尼(やおびくに)伝承がある。

八百比丘尼伝承は人魚の肉を手に入れてしまい、偶然に女の人が人魚の肉を食べてしまう。人魚の肉を食べると不老長寿になり長生きをするのだが、住んでいる村の知り合いは寿命で次々と亡くなり寂しくなった女は旅に出てしまう。なお、女はその後800歳まで生きたそうだ。

今回の取材でわかった男の人が食べた人魚が本物ならば、これから先800年後の世界を見る男が現れるかも・・・しれない。

人魚のミイラに「哺乳類とも魚類とも異なる特徴」 研究チームが中間報告 岡山

(おかゆう 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像&動画 KSB瀬戸内海放送 / YouTube

 

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