「切断された血まみれ手首」をくわえてきた愛犬

犬を飼っている人であれば、愛犬が何かを口にくわえてご主人様の元に持ち帰ってくる経験をした事が一度や二度ならずあるだろう。だが、中にはとんでもないものをくわえて来たため、ご近所が騒然とした事例もある。

先日、アメリカ・アイオワ州のデモインに住む、デボラ・アン・リッジさんは飼い犬のタタンカくんが部屋から庭へ出てしまったのに気づき、後を追った。幸い彼女が庭に出るとタタンカくんも戻って来たのだが、それは想像を絶することが起こっていた・・・なんと成人男性のものらしき血まみれの「切断された腕」を咥えて走り回っていたのである。

タタンカくんは5歳のイングリッシュ・マスティフでかなりの大型犬。「初めて彼を見た人の中にはうろたえる人もいる」とRidgeさんが語るほどである。

そんな大型犬の口に血まみれの腕がある様子は何とも恐ろしい光景だが、実はこれは精巧に作られたハロウィンのおもちゃ。

なんでもタタンカくんはこの腕のおもちゃが大好きで、ハロウィンシーズンを迎えて家族が飾り付けをしようとすると、この腕を探し出して持っていってしまうのだとか。どうやら今回も庭に出た時にわざわざ腕を見つけ出してきたようだ。




飼い主のRidgeさんはもう慣れっこになっているので、どうせなので近所の人達に見てもらったという。中には腕を見てかなり驚いた人もいたようだが、近所の人はタタンカくんが人懐っこく、遊ぶのが大好きだという事を知っていたため「また郵便局員が餌食になったのか」「事件の証拠を見つけてきたの?」と互いにジョークが飛び交っていたようだ。

ちなみにこの「腕」はeBayで購入した7ドル程度のもので、7、8本は持っているという。

「タタンカは毎年、ハロウィンの準備で腕を出してくるたびにこうやってくわえて遊ぶんです。その度に腕がだめになるので、別の物を購入していたら増えてしまいました。今ではもう、彼専用に腕を置いておくことにしているんです」とRidgeさんは語っている。

(加藤史紀 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像 moerschy / PIXABAY

 

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