
今年2月に始まったロシアによるウクライナへの軍事侵攻。現在では南部中心にウクライナ軍が反転攻勢になっていると伝えられているが、かなりの泥仕合になっている。
そんな戦地になったウクライナでは、様々な英雄が登場している。MIG-29で出撃、空対空の戦闘でロシア軍機を複数撃墜したという「キエフの幽霊」はじめ、英雄とも言うべき戦果をあげる人々の報告が開戦当初から上がって来ていた。
そして先日、なんと自宅の屋根から狩猟用ライフルでロシア軍の超音速ジェットの撃墜に成功したという、驚くべき戦果を上げた人物が現れたのである。しかもその人物は現役の軍人ではなく、現在年金生活を送っているお爺さんだったのだ。
伝えられるところによると、チェルニヒウ在住のヴァレリー・フェドロビッチさんは先月自宅の屋根に上り、狩猟用ライフルで飛来したロシアの戦闘機SU-35を撃墜することに成功、その功績でウクライナ軍の勲章を授与された。
A pensioner has been given hero status after he claimed to have brought down a Russian fighter jet 🔥✈️
Valeriy Fedorovych is said to have shot at the £74 million Su-34 with an antique rifle as it flew over his home.
Let's look into it 👇 https://t.co/oyeRAfgIYe
— Metro (@MetroUK) September 6, 2022
ウクライナの国家国境警備隊によって投稿されたビデオクリップの中で、フェドロビッチさんはどのように屋根に上り、彼がいた都市を爆撃している戦闘機の1つを撃ち落としたかについて語っている。
動画にはSU-35ジェット機が地上に向かって落ちていく様子も捉えられており、撃墜に声援を送っている人の声も収録されている。
Ukrainian pensioner ‘shoots down £74million Russian Su-34 jet with a RIFLE
また別の動画では、フェドロビッチさんがライフル銃を肩に担ぎ、爆撃で破壊された近隣の廃墟の中を歩き回る様子や、破壊されたロシアのジェット機の残骸を見せる様子が捉えられている。なお、これらの破片は彼のガレージに保管されているとのこと。
この戦果は8月のもので、Fedorovychさんは後にその行為に対して軍のメダルを授与。ウクライナ国家国境局はFedorovychさんを 「英雄」 と呼び、 「国家国境の保護への支援」 を行ったことへの報酬を望んでいると述べている。
ちなみに、ウクライナの凄腕お爺さんはフェドロビッチさんだけではない。2月にはヴァレンティン・ディドコフスキーさんというこれまた現在年金受給者であるお年寄りがロシア軍の燃料トラックの鹵獲に成功している。ディドコフスキーさんは1979年にソ連軍で訓練を受けた過去があり、この時には友人から譲り受けた手榴弾を手に奪取に成功したようだ。
(加藤史紀 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
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