
アメリカのテスラ社最高責任者であり、宇宙開発企業のSpaceX社を率いるイーロン・マスク氏は、度々革新的なプロジェクトを発表したり、意味深な発言を行って話題になる人物でもある。中には彼の新たなビジネスに直結しているかもしれない?ということでマスク氏のTwitter等での発言は日々多くの人が注目している。
先日、マスク氏は「恐竜の絶滅」に関するBBCの記事へのリンクをシェアした。記事では「白亜紀を終焉させた小惑星は、ティラノサウルスやトリケラトプスなどの有名な恐竜から一般にはそれほど知られていないが一風変わった古生物たちをも一掃させた」 と書かれており、大量絶滅の後に我々の遠い祖先やネズミのような小さなほ乳類たちが、どのようにして地球で繁栄していったかについても触れている。
この記事をシェアしたマスク氏は、 「これ(大量絶滅)はまた起こるだろう。時間の問題だ」 とツイート。
This will happen again – just a matter of time https://t.co/HeyZhZbAih
— Elon Musk (@elonmusk) August 28, 2022
このツイートは人類を滅び行く恐竜にたとえ、現在の文明社会の崩壊が間近に迫っているとの警告を発しているのではないか、と多くの人達の憶測を呼んだのだ。
マスク氏の発言には多くのフォロワーが同調を見せており、ある人は「絶滅はすでに現実のものとなってきている。地球の過去10%の間、50~1億年ごとに5回の大規模な大量絶滅があったことがわかっている。一方でこの6500万年はものすごく平穏だ。速く真実を告げてほしい。今のところ、我々人類は2つの惑星で生活するのがかなり良さそうだ」 と語っていた。
マスク氏がこういった地球や現代文明の限界について言及するのはこれが初めてではない。先週は「地球温暖化は人類が直面する最大の脅威ではない」と主張、同時に「少子化による人口減少は、地球温暖化よりも文明にとってはるかに大きなリスクである」 と警告めいた主張を行い、賛否両論となった。
彼の、人類の未来に対する警告の数々はいったい何を意味しているのだろうか。中には「マスク氏には差し迫った滅亡の未来が見えているのだ、だからこのようなツイートをしているのだ」と主張している人もいるようだが、果たして?
(加藤史紀 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
画像 12222786 / PIXABAY