気候変動でネッシーの発見が早まる!?

昔からネス湖に棲息していると言われるネッシー。正体は大ウナギやチョウザメ等の大型魚類の誤認である可能性が高いと言われているが、現在でも水面に突き出る長い首や大きな生物の背中らしきものが目撃されたりしていることから、未だに古代生物の生き残り説も囁かれている。

だが専門家から、昨今の異常気象が生息地であるネス湖に劇的な影響を与えるため、近いうちにネッシーが食べ物を求めて「湖のほとりを歩き回る」ことを余儀なくされるかもしれないという警告があるようだ。

現在、欧州を記録的な熱波が襲っており、イギリスでは観測史上初めて40度を超える気温を記録する事態となった。今年の熱波のような異常気象が多くなると、ネッシーの棲息するネス湖とその周辺環境が変わってネス湖が湖から上がってくるかもしれない、とNorth Highlands and Islands Climate HubのプロジェクトマネージャーであるJoan Lawrie氏は述べる。




「ネス湖は淡水の湖であり、深く水温も冷たいため、ネッシーが人目を避けて深みに潜むことのできる理想的な環境を備えています。しかし、近年の熱波と干ばつにより、湖の水位が下がり、周囲の気温が変化する事で湖の生態系や環境が変わってしまうかもしれません。ネッシーは世界的に知られた伝説的な怪物であり、スコットランドで最も重要な生物とも言えます。気候変動に対抗するために我々が行動を起こすことで、ネッシーが餌や身を隠せる冷たい場所を求めてネス湖のほとりを歩き回る前に、ネッシーの自然の生息地を守ることができるのではないでしょうか」

Lawrie氏は、スコットランドは今後も温暖化が進み、夏はますます乾燥して冬は雪が降らず湿潤になると予測している。気候の劇的な変化によって危機に瀕しているスコットランドの生物は当然ネッシーだけではなく、その地域に住む全ての生物が該当する。

スコットランドの自然遺産を管理する公的機関ネイチャースコットによると、多くの種がスコットランド高地特有の生息環境に適応しているが、急激な気候変動には野生動物もついていくのが精一杯であるという。そのため、Lawrie氏はイギリス政府の気候変動対策であるHighland Adaptsに対しても、ネッシーの生息地を守るための行動をとるよう呼びかけている。

また副会長のBen Leyshon氏は2018年以降毎年のように水不足を記録している事も踏まえ、Highland Adaptsは地元の人々や専門家、公共機関と協力して「適応計画を策定する」予定であると付け加えている。

「これはもちろん、ネッシーを信じる人々にとっても良いニュースです。私たちが自然のために行う前向きな行動は、間違いなく怪獣にも役立つのですから」と彼は語っている。

Heat Wave Melts Runway At London Airport

(田中尚 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像 Snack time / Loozrboy

 

関連記事

最近の投稿

ページ上部へ戻る