
皆さんはホームセンターで「ガーデンノーム」という人形を見た事はあるだろうか。童話の白雪姫に出てくる小人たちを象ったような、赤いとんがり帽子を被った小人の人形で、庭の飾りとして設置される事が多いもので、欧州の庭でポピュラーな飾りだ。
そんなガーデンノームは「増えすぎて困っている」と訴えている人もいる。
イギリスのデヴォン州サウスモルトンで町長を務めるスティーブン・ロックとクリスティン・ロック夫妻は、何年も前から家の前に現れる不可解なガーデンノームに悩まされている。
ある日、夫婦が家に帰ると誰が置いたのか、どこから来たのかわからないノーム人形が庭に置いてあった。だがその後、1年半の間でさらに数体が現れた。
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— Free Tarot Reading (@eltarotgratis_) August 9, 2022
夫妻は、ノームを置いていく人物を見たこともなければ、家に置かれるノームについて説明するメモも見つからなかったため、「誰が何のために夫妻の家に人形を置いていくのか全く解らない」と語る。
当初はあまり気に留めていなかったが、次々と増えるノームを見て夫妻も異常事態が起きていると考えたようだ。
『もしかしたら誰かがノームの処分に困って、どこに置けばいいのかわからなくなって置いたのかもしれない』と考えた夫妻は庭先に置いておくことにしたが、すぐに別のノームが置かれてしまったという。
夫妻はFacebookで「この小さな人形を家に届けてくれた人にありがとう」と投稿したそうだ。
そして、「もし返却を希望するなら大歓迎だから取りに来てほしい」とほのめかしたそうである。でも誰も取りにくる事はなく、ノームは増え続ける一方のようだ。
果たして、誰が何の目的でノーム人形を夫妻の家に置いていっているのだろうか。
(勝木孝幸 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
画像 Katrin Horvat / PIXABAY