露中両国、第3次世界大戦に勝利するため「ローテク戦争」復活させる

今年2月より始まったロシアのウクライナへの軍事侵攻は、近代的な戦争がどのようなものか、これまで見たことない規模で世界各国に示した。このロシアの軍事侵攻に対し、西側諸国がウクライナへ武器提供等の支援を行っているが、海外の軍事専門家は今後ロシアが「真っ向勝負で技術的に高度な兵器を使う能力を制限しようとする」だろうと語っている。

ロシアの戦争に対する姿勢と、防衛のために輸送された西側諸国の最新兵器にどう対処していくのかは皮肉にもウクライナ紛争における悲惨な状況で明確になった。今後戦況が拡大し、第三次世界大戦まで発展したとして、その状況下ではロシアや中国のような国々は「ハイテク戦争をローテク戦争にする」ことに目を向けるだろうという指摘も出て来ている。

この指摘はポーツマス大学の軍事ドローン専門家であるピーター・リー教授によるものだ。

リー教授は「両国の兵器は技術的に見て相当なものであるが、最先端の兵器を製造するという点では及ばないため、NATOと互角に戦おうとはしないだろう」との見解を示している。




「ロシアと中国が開発している極超音速ミサイルのような兵器や、ウクライナの戦場で彼らが使っている技術的なものから、ロシアは電磁場を混乱させようとしている事が伺えます。中国とロシアの兵器は、今のところ、その先端技術の開発で欧米を凌駕しようとするのではなく、欧米の技術を混乱させ、劣化させる技術に焦点を当てているようです。

伝統的にロシアと中国は、戦争で敵を圧倒するために基本的な武器を持った大勢の兵士に頼る傾向にあります。それ故、彼らはハイテク戦争をローテク戦争に落とし込もうとするのです」

彼は、ロシアが磁場を乱すことのできる兵器を使用している事から、高度な武器を大量に使用する現代の戦争を、多くの歩兵と基本的な技術に頼っていた過去の大戦に近づけることで、戦況を自国が有利な方向に向かわせる事を望んでいるようだと、リー教授は述べる。

「彼らが所有する武器やサイバー技術は、NATOや西側諸国、アメリカやイギリスの高い技術力を低下させるために設計されているのです。そのような分野で相手を凌駕しようとするのではなく、むしろ引き下げようとしているのです」

となると、第三次世界大戦はハイテクとローテクの戦いになるのだろうか。気になる所だが、現実のものにはなって欲しくないと祈るのみである。

(加藤史紀 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像 Russian Army Conscripts / Armchair Aviator

 

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