警察の家宅捜索、「特大テディベア」の中に隠れていたお馬鹿なコソ泥
- 2022/8/19
- アーバンレジェンド, サブカル, とんでも事件
- グレーター・マンチェスター警察, テディベア

コストコなどの海外で販売されているぬいぐるみの中に、人間が座れてしまうほど超巨大なテディベアが存在する。
大きいものは2メートルや2.5メートルだそうなので、狭い日本の家には向かないかもしれない。海外では購入した人が車の屋根に括り付けて運ぶ様子が目撃されて話題になったりもする。そんな巨大テディベアが盗難に使われた?という驚きの事件が海外で発生した。
グレーター・マンチェスター警察の最近の報告によると、先月警察がとある指名手配中の犯人の家宅捜索を行ったところ、とんでもない事態に遭遇したという。
警察が追いかけていた犯人は18歳のジョシュア・ドブソン容疑者。彼は車の窃盗や無免許運転、ガソリンスタンドからの無銭飲食等、複数の犯行で数ヶ月間指名手配されていたという。
ようやく彼がロッチデールの街に住んでいることが判明し、警察の近隣対策チームと課内対策チームが家宅捜索に踏み切った。しかし、警察が目にしたのは無人の室内だった。
捜査に感づいた犯人に、すんでの所で逃げられてしまったのか。警察がなおも家の中で彼の犯行の証拠を探していたところ、家の中にあったある家具が動いたように見えた。
それこそがコストコ等で売られている、巨大なテディベアのぬいぐるみだったのである。
近づいてよく見るとテディベアが呼吸しているように小さく動いていたため、警察がぬいぐるみに触ってみると、中にドブソン容疑者が潜んでいた事が判明した。彼は150センチ台のテディベアの裏側に穴を開け、綿を抜き取った上で中に潜み、無人の家を装って警察の家宅捜索をやり過ごそうとしていたのだ。
この事件はグレーター・マンチェスター警察の公式Facebookで紹介され、現在ドブソン容疑者は逮捕・収監されているとのことだ。
(加藤史紀 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)