ある島で信仰されている1つ目の神様。

かつて兄妹同士が交わって子供を作ったと言うことがあった。批判を受け、逃げた兄妹は奉行によって捉えられ、首をはねられた。

生まれた子供は1つ目であり、首をはねると関わりがあるのではと言われたが、頭をつぶし体を切り刻み海に捨てた。

その後、奉行と捜索に関与した島の住民30人が死んだ。




祟りではないか、と噂がたった。その後も、1年に1人ずつ島の生まれたばかりの子供が死んでいった。

この現象を恐れた島の住民はあちこちに祠を建てた。それでも、この1つ目の子供は、何年かに一回姿を現し、薄汚い首飾りをくれたと言う。

その首飾りは母親の形見であり、なぜ人にくれるのか意味不明だと言われている。なお、出現するときに「はってばって」と意味不明のことを口走ると言う。

【怪談朗読詰め合わせ306】洒落怖怪談朗読詰め合わせ31【怖い話・不思議な話】

現代妖怪「おもてさん」
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(山口敏太郎 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像 マサコ アーント / PIXABAY

 

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