ロシアは既に宇宙で衛星に干渉できるレーザー兵器を開発!?

現在ウクライナに軍事侵攻し、その動向が注目されているロシア。そのロシアが上空を周回する衛星に干渉するための地上ベースのレーザー施設「カリーナ」を新たに建設中だと、The Space Review誌が報じている。

基本的な仕組みは単純なもので、他国の偵察衛星にレーザー光を照射して、その光学センサーを明るく照らして一時的に見えなくすることを目的としている。

これとよく似た仕組みを持つのが実際に軍事応用されているレーザー技術の大型航空機赤外線対策 (LAIRCM) システムだ。LAIRCMは対空ミサイルから航空機を保護するために使用されるシステムで、ミサイルが航空機に接近する際に固体レーザーからミサイルのセンサーに光を照射することで標的を見失うものになっている。

しかし、「カリーナ」の固体レーザーがこの目標を達成するには、十分な量の光を地球の軌道上に位置する衛星のセンサーに正確に照射する必要がある。

報告によればカリーナのレーザーは赤外線でパルスモードで動作し、平方センチメートルあたり約1,000ジュールを生成するというが、地上の目標と比較しても目標までの距離が非常に長く、レーザービームがまず地球の大気を通過しなければならないことを考えると、これはなかなか容易なことではない。




なお、ロシアは2019年にも能力が劣る 「Peresvet」 というトラックマウント型レーザー兵器を配備していたという。ただし、正常に使用されたという記録はない。

レーザー技術は進化してきており、この種の対衛星防衛が現実的になりつつあるが、こうしたレーザーのテストに成功した国の証拠は限られている。

もしロシア政府が衛星へ照射できるレーザーを製造できたならば、ロシアの大部分を光学センサーで衛星の視界から遮ることができることになる。またこの技術は人工衛星を恒久的に無力化するレーザー兵器の可能性を示すものにもなる。

しかし国家が宇宙空間に設置されたセンサーを恒久的に破壊することは、侵略行為と見なされ、緊張が急速に高まる可能性がある。

技術の進歩と共に宇宙でレーザー兵器が使用され、本当に宇宙を舞台にした戦争が始まるのもそう遠くないのかもしれない。

(勝木孝之 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像 GooKingSword / PIXABAY

 

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