
一夜にして広大な麦畑の中に幾何学的な模様が出現するミステリーサークル。昔はUFOの着陸した痕跡や宇宙人からのメッセージだと言われていたが、現在では専門家の間では人工的に作られたものだと考えられる事が多い。だが、中には短時間で作るには難しい複雑な模様のものや、周囲に一目があったにも関わらず出現していたものなどもあり、一部は謎の力で作られたものではないかと考えられている。
そして現在、イギリスで発見されたあるミステリーサークルが話題になっている。普通はミステリーサークルは出現したらそれで終わりなのだが、今回のサークルは「出現したと思ったら翌日にはデザインが変化していた」という前代未聞の「変化するミステリーサークル」だったのだ。
17日日曜日の朝、ウィルトシャー州のバーバリー城周辺に大きなミステリーサークルが出現した。そのサークルは大きな円の中に六角形が配置されているというもので、よく見ると細い線で小さな三角形に区切られているようだった。
果たしてこの図形が何を意味しているのか、ミステリーサークル愛好家や研究家達がすぐにサークルの図形の持つ意味について議論しだしたというが、このミステリーサークルは翌日に驚きの変貌を遂げたのである。
18日月曜日の朝、ミステリーサークルの中心にあった六角形の図形が、それぞれ4つの三角形からなる12の「ブレード」を思わせる図案に変化していた事が判明。ミステリーサークルが発見後に変化するという事はこれまでなかったため、多くの人が驚いたという。
二段構えという極めて珍しいデザインはこのミステリーサークルを作った人物が意図して行ったものだったのか。それとも作りかけの状態で発見され、翌日になってようやく完成に至ったのだろうか。もしそうだとすると、ミステリーサークルのある現場には多少の見物人が現れるはずなので、一目のある現場に戻って作業を行うのはかなり厳しいものだったはずだ。
サークルを作ったのがエイリアンにせよ、板とロープを持った人間にせよ、誰にも見つかる事無く大仕事を終えたのはさすがと言うべきではないだろうか。
(勝木孝幸 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
画像&動画 Stonehenge Dronescapes / YouTube