
アメリカはアイダホ州にて、おびただしい数の鹿の死体が一所に集まって発見されるという事件が発生した。
この事件は同州のクレイグ・マウンテン野生生物管理区域にて、魚類狩猟局(Fish and Game department)が野生動物の生存率を把握するためにGPS無線首輪を装着するプログラムを実施した結果、判明したもの。
それによると、今年始めにGPSがつけられ監視対象だったエルク(ヘラジカ)から死亡したという信号が発せられた。そこで狩猟局の職員達が死因を調べるためにGPSの信号があった現場へ向かってみたところ、なんとその現場で少なくとも15頭のヘラジカの骨を発見したのである。
ヘラジカの死体は山の麓に折り重なるようになっており、骨が折れている個体が多く確認された。
また、死骸の周囲に砂利やビーチボールほどの大きさの岩が散乱していたことから、局員はこのヘラジカたちが雪と岩の混じった大規模な地滑りに巻き込まれ、「270~350メートルの距離を移動し、約300メートル下に転落して死亡したのではないかと考えているそうだ。
Craig Mountain Elk Mortalities
(加藤史紀 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
画像 Oleksandr Pyrohov / PIXABAY