【中国発】普通の主婦、何年もかけてウィキでロシアの歴史を捏造!

ネット上でちょっとした調べものをする時にお世話になる事も多いだろう、世界最大のオンライン百科事典のウィキペディア(Wikipedia)。

軽く調べるのには丁度良いが、誰もが編集できるという点から内容をすぐに鵜呑みにしてはいけないとか、正確を期すならば併記されている出典まで辿るのがベターだと言われている。

この「誰もが編集できる」という点に関しては以前から問題視もされており、編集合戦になって記事の内容がなかなか定まらないとか、出典の内容を都合良く切り取って記事が作成されるケースがあった。

そして今年6月、中国語版のWikipediaに完全に嘘の内容のロシア史が書かれていた事が発覚して話題になった。その文量は書籍にして何百ページ分、もはや立派な偽書と言っても過言ではないものだったという。

この記事を作成したのはZhemaoという名前の投稿者で、中国のいち主婦だったという。彼女の文章は驚くほど精巧に書かれており、時には本物の情報を散りばめてフィクションであることを巧妙に隠していたため、Wikipediaのファクトチェッカーや他の編集者が気づかないほど信憑性の高いものだったという。




この事実は中国の小説家であるイーファン(Yifan)氏が著作を執筆するため、ロシアの歴史を調べていた時に発覚した。

彼は中世のロシアに存在したという「Kashen銀鉱山」に関する内容が非常に面白かったため、ロシア語版のWikipediaで内容を確かめようとした。だが、本来なら中国語版よりも内容が充実してしかるべきロシア語版が非常に短く、中にはロシア語版の記事が存在しない記事があることも明らかになった。更に幾つかの記述に矛盾がある事も判明。

こうして「中国語版の多くのロシア史記事がいち主婦による創作だった」事が明らかになったのである。

あるWikipediaの編集者は「彼女が書いた内容は質が高く、項目は相互に関連し合い、それだけで存在できるシステムを作り上げていました」とメディアに語っている。だが同時に、「彼女はたった一人でウィキペディアの信頼性を大きく損なわせる新しい方法を発明した」とも言われている。

ちなみに彼女の創作したWikipediaの記事は6月中盤には大半が削除されたり、正しい内容に修正されているという。しかし、彼女の創作範囲があまりにも大規模だったため、「いっその事小説家になったら」という声も上がっているようだ。

(田中尚 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像 StartupStockPhotos / PIXABAY

 

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