【前編】歴史的暗殺事件を側で傍観していた女性「バブーシュカ・レディ」

8日午前11時半ごろ、安倍晋三元総理が銃撃を受け、同日午後5時頃に死亡した。今回の襲撃事件は日本国内のみならず海外でも速報で報道された。

過去、殺害された政府要人として誰もが思い浮かべるのは、1963年に発生したケネディ大統領暗殺事件だろう。同年11月22日現地時間12時30分、テキサス州を遊説中だったジョン・F・ケネディ大統領が、ダラス市内をパレード中に銃撃され、死亡した。

犯行はリー・ハーヴェイ・オズワルドによるものとされているが、彼が狙撃したという建物からは狙うのが難しいという指摘などもあり、未だに謎の多い事件である。

オズワルドが犯人でないとすれば、いったい誰が実行犯だったのだろうか。当時、ケネディ大統領の車列がディーレイ・プラザを通過する様子は多くの人々に見守られていた。その中に犯人が隠れていたのではないかとして、現在も襲撃当時の動画の検証が行われたりしている。




群衆の中で特徴のある人は「アンブレラマン」や「バッジマン」といったニックネームで呼ばれることもあり、中には後年になって身元が判明した人物もいた。だがその一方で、未だに正体不明の人物もいる。

ロシアの年配女性が頭に巻くスカーフのようなものを身に着けていたことから「バブーシュカ・レディ」と呼ばれるようになった女性もその一人だ。彼女は当時、エルム通りとメイン通りの間の芝生の上に立ってケネディ大統領の車列を撮影していた人物だ。

そして、銃撃の瞬間も至近距離で撮影することに成功している。しかし50年以上たった今でも彼女が誰なのかは不明、そして彼女が撮影したであろう大統領暗殺の映像も見つかっていないのである。

今から50年前とはいえ、当時はカメラやビデオカメラを持っている人も多かった。ダラスで行われたパレードでは、多くの人々が記念としてカメラやビデオ撮影を行っており、期せずして大統領が暗殺される一部始終もフィルムに納めることとなった。

前述の謎めいた女性バブーシュカ・レディも、複数の動画や写真にその姿を捉えられている。(後編に続く)

Babushka Lady

(勝木孝幸 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像&動画 tubengagements / YouTube

 

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