【インド発】 「魔女狩り」で魔女と認定された女性が死亡!

魔法や魔術というと、現代社会では創作の世界の中にしか存在しないもののように思えるかもしれないが、広い世界に目を向ければ今も魔法が信じられている地域も存在している。

そんな地域では魔術師や魔女の存在も信じられており、中世のヨーロッパで巻き起こったような魔女狩りも起きているというのだ。

先日、インドにてとある女性が「魔女」に認定され、村人にリンチに遭って殺害されるという事件が発生した。




事件が起きたのはインドのジャールカンド州ガーワ地区。地域に住む70歳の女性が、彼女を魔女だと信じ込んだ村人らによって殴り殺されたという。女性の家族によると、彼女は少なくとも5人によって自宅から引きずり出され、暴行を受けて殺害されたとのこと。警察は現在被害者女性の遺体の検死を行い、事件の捜査を行っている。

国家犯罪記録局 (NCRB) の統計によると 「魔術を悪用したの疑いでの殺人」 はこの地域の根深い問題であり、2001年から2020年の間に590人以上の魔女 (そのほとんどが魔女と決めつけられた一般女性) が殺害されているという。

魔術狩りは歴史の汚点ともいえる歴史の暗部だが、世界の一部の地域では今も魔女と告発され、死に至る可能性のある報復の危険にさらされている人々が存在しているのだ。

Witchcraft: India’s Deadly Superstition | The New York Times

(加藤史紀 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像 Shantanu Kashyap / PIXABAY 

 

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