
先月の25日、Twitter上で一枚の写真が話題になった。
夜の公園ないしは住宅街を捉えた一枚のようだが、道の真ん中に黒く小さな生物が捉えられている。やや青みがかった黒く丸い体に2本の腕が生えており、それで体を支えているようだ。しかし足は確認できず、飛び跳ねて移動しているようにも思える。周囲の物体と比較すると数十センチ程度だろうか。しかし夜間に撮影されたためか、生物の姿は街灯に照らされたシルエットになっていて詳細が解らない。
投稿主の777sp aloe(@aloe_sp)さんによれば、この写真は出張先の群馬で撮影したものだという。本人も正体は解らなかったらしく、「出張先に猿?かなんかいたんだけどこれ何?」とコメントしている。なお、その後は何事も無く無事に帰ってこれたようだ。
出張先に猿?かなんかいたんだけどこれ何? pic.twitter.com/63aaBgFkuJ
— 777sp aloe (@aloe_sp) June 25, 2022
夜の街中に出現した謎の生物の正体について、多くの人が様々な推測を上げていた。ポケモンのイシツブテ等のキャラクターを上げる人もいたが、圧倒的に多かったのは都市伝説の「テケテケ」だという意見だ。
テケテケは学校の怪談ブームの時に流行した現代妖怪で、学校や通学路に出るとされる妖怪だ。上半身だけしかなく、両腕で這って追いかけてくるとも、腕を組んだ状態で追いかけてくるとも言われている。
ちなみに女の子と言われており、彼女がこのような姿になったいわくについても、電車事故のせいだとか様々な説がある。テケテケは都市伝説や現代妖怪の中では比較的ポピュラーな妖怪である上に、今年3月に発売されたゲーム『Ghostwire: Tokyo』にも登場したため、多くの人がこの妖怪を連想したようだ。
確かに、人にしろ猿にしろ、写真で見た限りでは足が無いように見えるため、上半身しかない妖怪のテケテケそっくりな姿だといえる。
ちなみに妖怪のテケテケは捕まると下半身をもぎ取られるとか、夢の中にまで出て来て魂をとられるとか、中々物騒な妖怪である。撮影者が無事だったのは幸運だったのかもしれない?
(勝木孝之 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)