「親子の会話」

今回はホテルでの心霊体験を聞いて頂きたくメール致しました。

だいたい20から15年くらい前の話で、場所は、千歳、札幌、旭川か、仙台のどこかのホテルだったかと思います。何かの用事で宿泊したときの体験談です。何から何まであやふやな記憶で申し訳ありません。

そのホテルのベッドには、BGMかラジオが選択できるスイッチが付いていました。BGMにはジャズが流れていたので、これを聞きながら寝たら熟睡出来そうだと思い、小さい音量でかけっぱなしにして寝ました。

夜中、うつらうつらした状態で目を覚ますと、何やら話し声が聞こえてきました。2~30代くらいの女性と幼稚園児くらいの女の子のような声でした。

ボーっとした状態だったので、特に違和感もなく『親子が会話してるんだなぁ』と思っていました。楽しそうな感じの会話で、女の子が私の寝ているベッドに腰掛けて足をぶらぶらしているような振動も伝わってきました。ただ、楽しそうと言っても大きな声を出さないようにヒソヒソと話している感じでした。




意識がはっきりしていくにつれて、『あれ?ここホテルだよな?なんでここに親子連れがいるんだ?』と疑問を持つようになってきました。そして「ほらほら、あんまりうるさくするとお兄ちゃん起きちゃうよ?」と女の子を優しくたしなめる女性の声をきっかけにハッとしました。

『お兄ちゃんて、俺のこと?そのまま目を開けたら幽霊らしきものを見てしまう!』と思い、もう起きますよー。という感じで「うーん、、」と唸るとそれまで親子の会話として聞こえていたものがジャズの音にスッと溶けるように変わっていきました。

さっきまで親子の話し声が聞こえていたよな?と不思議に思ったのですが、あまりに眠く、また、もし親子の幽霊なら、楽しく会話してたところを邪魔してしまったなという申し訳ない気持ちもあったので「起きてごめんね」とだけ言ってそのまま寝ました。

それからは何事もなく朝までぐっすりと寝ることができました。

今まで怖くない話として何人か友人などに話したことがあったのですが、文章にしてみると、人の寝ているベッドでいったい何をしていたんだろう?いったい何の会話だったんだろう?と少し怖い体験だったなあと改めて感じました。

私の体験談は以上です。

島根の不気味なTホテルで幽霊に憑りつかれた、福岡で夜釣りをしていて日本兵の幽霊と遭遇 ATL3rd _ 61

(アトラスラジオ・リスナー投稿 いとるさん ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像 媽媽教我的”世” Look into the distance / TerryChen – Blooming Beauty 綻放美麗的力量

 

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