
現在火星で活動中のNASAの探査機「マーズ・パーシヴィアランス」のローバーに搭載されていたカメラが、火星地表で変わったものを捉えていた。
それは砂ぼこりを被った光沢のある破片で、明らかに何らかの人工物と思えるものだった。
この奇妙な破片の画像は、探査機を操作するチームによって今月8日水曜日の午後にSNS上で公開された。「予想外のもの」と表現されたこの光沢のある破片は、昨年2月に探査機が火星に降下する際に探査機を保護していた「ブランケットの一部」だという。
しかしNASAによると、この破片は探査機の着陸地点から1マイル強離れた場所に落ちていたため、着陸の際に離れた地点に飛び散ったものなのか、それとも火星地表で吹いた風に飛ばされてここに到達したかと考えるしかないことを認めている。
火星で地球産のゴミが発見されるのは3例目。今年初めに探査機が捨てたドリルビットと探査機の着陸装置の発見に続いての事例に、ネット上では「地球上であれ、宇宙であれ、人間はゴミを捨てずにはいられないようだ」と嘆く声も上がっているという。
(飯山俊樹 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)