「不思議な一つ目の芋虫妖怪?」

私は霊感は無いのですか、一度だけはっきりと不思議なものを見たことがあります。あれが何であったのか謎なので、敏太郎先生のお知恵をお借りしたいのと、もしこれを聞いているリスナーさんで、同じものを見たという目撃情報があったらいいなと思いメールした次第です。

当時大学1年生だった私は、高校時代の友人と母校の高校へ文化祭に行きました。美術部に所属していたので、美術部の展示を見学し、顧問の先生と思い出話に花をさかせました。

顧問の先生は女性で芸術家でした。その会話の流れで、ひょんなことから、顧問の先生のから「今日うちに泊まりに来ない?」と誘われました。

女三人で面白そうだったので、文化祭が終わってそのまま、その友人と二人で顧問の先生のお宅に行きました。

先生のお宅は東京郊外の学生都市のアパートにありました。部屋にお風呂はなく、古い柿の木がはえていて、昔の貧乏学生が借りていそうな雰囲気のアパートでした。

そのアパートは、今は老朽化で取り壊されてしまっています。たしか、先生はギリギリで生活されていたので、電気が止められていたと思います。それでもランプに火をつけたの光を取り囲んでお話したり、アパート近くの富士山が手書きで書いてあるような昔ながら銭湯に行ったり、とても楽しかったと記憶しています。

いよいよ就寝の時間になり、ひと部屋に三人で雑魚寝することになりました。

先生はお疲れなのか、すぐに寝息をたてていました。友人と私は、すぐに寝つけなかったので、時よりぼそぼそと会話したりしていたと思います。

ちょっとして、隣で寝ていた友人が「やばいのが居る」と言い出しました。私ははじめ何を言っているのか分からなかったのですが、友人が天井を見ていたので、

暗闇の中でそちらを見ると、不思議なものがいるのを発見しました。

その部屋の天井には、たくさんの吊るし飾りの作品が飾られていました。先生が染めた羊毛を、固めて丸くした玉をいくつか糸で繋いで作られた飾りです。

イメージ的には繭玉飾りに似ています。その不思議なものは、吊された丸い玉の先端のあたりにつかまっていました。

黒い芋虫のようなものでした。




大きさは、直径15cmくらいで、本当の芋虫だとしたらでかいです。芋虫といっても単純な形状では無くて、パーツが幾重にも折り重なっているような形をしていました。目があって一つ目なのですが、目の中が真っ黒で、その目の中に虹色のスペクトルみたいな線が見えました。虹色の線が螺旋のような動きで動いているように見えました。

それは、ぶら下がって下を見ていて、キョロキョロと目を動かしてました。胴体は動かさず、芋虫が頭だけをあげて、キョロキョロしているような動作なのですが、やたらとヌルヌルと動いていました。

何かを探すようにキョロキョロとしていて、こちらを探そうとキョロキョロとしている感じがして、少し怖かったです。

「あれに見つかったらやばい。朝になるとあれの全貌が見えてしまうのが怖いね。早く気を失おう」と、それを見ながら友人と話しました。

友人は、「一人が見えると、隣に居る人にも見える力が伝染するらしい」と怖がりながらも、案外冷静に解説していました。

しばらくそれを観察しつつ寝ようとしていたのですが、悲しいことに、私はトイレに行きたくなりました。トイレに行くには、そいつのそばを通る形になります。見つからないように、そーっとトイレに行き、帰ってきたら消えてるかもと思って布団に

戻っても、やっぱりその芋虫みたいのは相変わらずキョロキョロしていました。妖怪というほど、おどろおどろしくはないのですが、見た目はまがまがしい感じで、雰囲気は画家のルドンが絵描いた「目の気球」とかに似ています。

ただそこに居て、何かを探すように、監視するようにキョロキョロしている存在という感じでした。

気がついたら眠っていて、朝になっていました。その芋虫のような不思議なものはいなくなっていました。

もしかしたら反射するものが一緒に天井から吊してあったのかもしれないと、確かめてみたのですが、羊毛の玉がぶらさがっているだけで、そのような物はありませんでした。

早速その出来事を先生に話すと、「ここを借りる時に本当にここでいいのかと聞かれたんだけど、角部屋だし、陽の光もよく入るし、ぐっすり眠れて特に私に害はないからいいの」とだけ言われました。なんだかそれ以上何も聞けませんでした。

今回このお話をアトラスラジオに送るにあたり、当時一緒に見た友人に再度確認をとってみました。特徴を聞いたところ、私が見たものの特徴と一致しているので、あの不思議な生物は確かに存在して居たんだなと思います。

あれは妖怪だったのか、それとも別のなにかだったのでしょうか。

【お便り】美術の先生のアパートで見た1つ目の芋虫、毎晩枕元で運動会をする3人の小人 ATL3rd 201

(アトラスラジオ・リスナー投稿、ツバキさん ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

 

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