カナダとアメリカ、UFOと核セキュリティに関するデータを共有へ

長年にわたり、アメリカ国内の核関連施設で働く人々からは「ICBMを保管・管理する施設の上空でUFOが目撃された(それだけでなく、中には周囲や施設に何らかの悪影響を及ぼした)」という数々の証言が寄せられてきた。

アメリカの新たな情報公開法の制定により、これらの証言が日の目を見るようになり、改めてアメリカにおける核抑止力の安全性とセキュリティが継続的に確保されているのかどうか、という点が懸念されていた。

この話を踏まえ、カナダはこれらの正体不明の物体がもたらす可能性のあるリスクを軽減するための新たな取り組みとして、核セキュリティの観点から「UAP(未確認空中現象)に関する情報」を米国側と共有することに合意したという。




この協力は、北米大陸中の核施設にUAPがもたらす潜在的な脅威を軽減することを目的とするもので、カナダの天然資源省とカナダ原子力安全委員会(CNSC)が最近オンラインで発表した2通の書簡で概説されている。

天然資源省のジョン・ハンナフォード副大臣は書簡にて

「現在カナダとアメリカの両国でUAPS(未確認空中現象)への関心が高まっていることと、原子力施設への安全確保が共通の優先事項であることから、CNSCはアメリカの担当者とこの問題を提起し、今後あらゆる関連情報を共有することを約束しました。我々は国家情報長官室のUAPに関する予備報告書について、米国エネルギー省の担当者に連絡を取り、カナダ国内での分析と行動に役立てるため、その見解についてさらに学んでいます」

と述べている。

(飯山俊樹 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像 chapay / PIXABAY

 

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