世界初、ロボットだけで作られた子豚のクローン 3年ごとに作り替え可能

中国にて、世界で初めて自動化されたロボットだけで作られたクローン豚が産まれ、注目を集めている。

この研究は中国南開大学のZhao Xin教授率いる技術者チームによるもの。同チームは、畜産獣医学研究所と天津農業科学院からの協力も得ている。世界で初めて自動化されたロボットだけで作られたクローン子豚は7匹、「代理母」豚が110日間の妊娠の後に産んだものとなる。

この技術により、遺伝子のサンプルだけで動物のクローンを作ることができるようになった。さらに一度同じ遺伝子を作れば、3年ごとに繁殖力の衰えた豚と交換しながら、繰り返しクローンを作ることができるという。研究チームによれば、この技術によってクローニングに成功した胚盤胞率(細胞の玉が分裂する率)を10%から27.5%に向上させることができるとのこと。また、手作業で豚のクローンを作ったときと比較すると、ロボット及び自動化技術を導入した際の方が出産率が高かったという。




今回の研究は中国国内における最高品質の繁殖動物の入手制限を解決するために行われたもの。中国は毎年、1300万頭のメス豚と30万頭のオス豚を必要とすると言われており、高齢化で繁殖できなくなったメス豚を補充する必要がある。

今回の研究はそんな豚を初めとした家畜の繁殖に活用できる、と考えられている。研究を行った南開大学も、このクローン技術によって元の繁殖豚の特徴を再現しつつ、次代に繋げていくことができると述べている。しかし、この画期的な技術はプロセスが非常に複雑で成功率も高くはない。また、この研究を進めることのできる人材も不足しているため、さらなる改良の可能性は今のところないという。

とはいえ、最近、自動クローン技術を使って7匹の同じ子豚が誕生したことは、非常に重要なことであることに変わりはないだろう。

(田中尚 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像 Andrew Martin / PIXABAY

 

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