世界初「人間サイボーグ」ピーター・スコット・モーガン博士死去64歳

6月15日、ロボット工学の専門家であるピーター・スコット・モーガン博士が亡くなった。享年は64歳。

ピーター・B・スコット=モーガン博士はイギリス・デヴォン州のロボット工学の科学者。彼は全身の筋肉が徐々に動かなくなる筋萎縮性側索硬化症を患い余命2年を宣告されたことから、病気を克服するために自身の体を機械やAIと置き換える事を選んだ。

その結果、彼は自身の感情を表現するアバターや自分の声を録音したボイスボックス、コンピューターを操作する視線トラッキング技術など、さまざまなシステムを開発・導入。サイバネティクスによって身体障害の制限を克服することは彼の生涯の研究対象となった。




モーガン博士は自分自身のことを、AIと融合した「ヒューマンサイボーグ」と表現していた。病状の進行に伴い、身体を支えるこれらのシステムはますます博士の重要な生命線となり、彼が世界とコミュニケートし、交流するための主要な方法として機能するようになった。

自身の『機械の体』について、生前にモーガン博士は次のように語っている。

「私は、自分の体に閉じ込められるということがどういうことなのか、皆のために改めて示したかったのです。これは筋萎縮性側索硬化症に限ったことではありません。事故や病気、遺伝あるいは単に老齢、認知症や任意の障害でも同様でしょう。でも私は最終的に、これらの障害から地球上のすべての人が自由になれると考えています。私は、未来の人間のプロトタイプ『ネオ-ヒューマン』の初期の実験体であることを幸運に思っています」

Meet The ‘Human Cyborg’ Defying Motor Neuron Disease With The Help Of Technology | This Morning

(勝木孝之 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像&動画 This Morning / YouTube

 

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