
「世界で一番幽霊のいる国」はどこだか皆さんご存知だろうか。色々説はあるが、イギリスが一番多いという見方が強いようだ。識者によれば、なんでも「1平方マイルあたりの幽霊の数は他のどの国よりも多く、英国中に潜んでいるグール(悪霊?)の数は5万人と推定されている」とのこと。そんな訳でイギリス国内には有数の心霊スポットが存在しているのだが、中でも有名なお化け屋敷の一つがヨークシャー地方のポンテフラクトに建つ「恐怖の家」だ。
この家はかつて公営住宅だったが、1966年にプリチャード一家がこの家に引っ越してきた所、様々なポルターガイスト現象が発生。次第に霊現象はエスカレートしていき、緑色の泡が蛇口からあふれたり、家族の写真が切り裂かれたり重い家具が飛んだりしたという。一家の娘は「目に見えない力」で階段の上まで連れて行かれたり、のどの回りに手の痕が浮かんだりした。そして家族は定期的に「黒いマントを羽織った不気味な人影」を見るようになった。
興味深い事に、この家で起きた怪現象は牧師や警察官、国会議員らにも確認されている。この家を調査した超常現象捜査官は「16世紀に殺害された修道士の霊」が悪さをしていると結論づけた。家族は結局この家を手放して再び引っ越すことになったが、「ブラック・モンク(黒い修道士)」と呼ばれる幽霊は今でも健在のようで、度々その姿が目撃されたり撮影されたりしている。
そして先日、超常現象研究家のJohn-Paul Newlands氏がこの家を訪れ、なんと「黒い修道士の霊を誘導してその姿を写真に収める事に成功した」と発表した。
彼は2階の寝室にて「修道士の霊を追い出す」ために鏡を通して部屋を撮影したところ、写真の右側にまるでフードを被ったような光り輝く影が写し出されたのである。Newlands氏は「写真を撮影した部屋には悲しみが漂っており、部屋に入った自分たちも悲しく、不安な気持ちになった。この写真を撮った瞬間、その時バーンと音がしたんです」と証言している。
彼はこの写真を自身のTikTokとFacebookのページにて公開しているが、懐疑的な人達からは「過剰な露出によるもの」「レンズフレア」という反論も寄せられている。
(田中尚 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
画像 Hands off my tags! Michael Gaida / PIXABAY