6月10日放送の『ぺこぱポジティブNEWS』(テレビ朝日金曜2時11分)は、長老舗ラジオ番組の『オールナイトニッポン』とコラボ。

パーソナリティは、ぺこぱ(シュウペイ・松陰寺大勇)、佐久間宣行氏(元テレビ東京プロデューサー)、三四郎(小宮浩信、相田周二)。自分のことを“なんでもテレビ界の事話しちゃうおじさん”という、佐久間氏に今後のテレビについて聞いた。

【YouTubeとテレビの使い分け】

「テレビは企画優先。YouTubeは芸人がテレビで出せない本気を出してもらう。一例で、銀シャリの橋本君の面白さに気付いてもらえた事もある。100回ボケツッコミをやったら、他局のプロデューサーから(橋本の)問い合わせが来た。お役に立てた」

松陰寺もテレビじゃ出来ない所で新たな発見があり、そしてテレビにまた還元するというのに感心。




次に佐久間氏、ネットフリックスの番組『トークサバイバー』の話。

「ネトフリにトークバラエティが無いので、ここでテレビやYouTubeの配信ファンの強い所を集めて本気で計算して作った。実験はしていないけど、すごく当たった。」と語る。

小宮は「気軽に出演させてもらったら、『こんなに見られるの?』と思った(笑)」と言う。

【コンプライアンスをどう思う?】

佐久間氏は「ルールはBPOに決められるのではなく、一緒に作ってると思っている。コンプラは、番組が一回の失敗で終わらないようにするためのもの。今、バラエティーのルールで一番厳しいのはYouTube。下ネタ、色々な表現に対してアカウント停止されやすい。テレビの方がプロデューサーの裁量でやれるから良い。ネットフリックスは各国で流れるから日本では大丈夫だけど、海外ではカットすることもあった」と言う。

【20年後のテレビ、ラジオはどうなっているか?】

この質問への佐久間氏の「今、音楽業界に起こっている事が5年後位に、映像業界にも起こってくる。今は音楽業界の方にサブスクが浸透して、iPodとかSpotifyが定着した。5年後くらいに映像もYouTubeで見る流れが来ると予測できる。今、音楽は1曲が短くなってる。イントロもそう。アルバム10曲で30分。曲も短い。直ぐにサビが来る。すぐに変えられちゃう。この番組もそう。20分。その方が配信で見てもらえる」という意見に感心し聞き入る一同。




【(テレビの)ネット配信をどう思う】

「やるべき。スマホで見れなきゃダメ。ラジコのないラジオ界」と佐久間氏は断言。

【テレビで残した方が良いものは】

これに対して佐久間氏は「お祭り。FNS歌謡祭とかコロナが明けて、お祭り感がなくなったら、頑張ってテレビで“お祭り”を作ってほしい」と言う。

さて、5年後にはいったいどんなテレビ番組が主流なのか興味深い。なお、5年後はスグにやってくる。今から楽しみだ。

(辻伊織 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像『佐久間宣行のずるい仕事術

 

関連記事

最近の投稿

ページ上部へ戻る