知的生命体を探す「[email protected]プロジェクト」データが消滅の危機!!

広い宇宙に、我々地球人以外にも知的生命体は存在しているのか?という謎は昔から多くの科学者達が挑んでいる謎でもある。

本当に空飛ぶ円盤に乗って地球にまで訪れているかどうかは別としても、宇宙には無数の天体が存在しているので、地球と同じような条件に恵まれ、知的生命体が存在する天体も低確率ではあるが存在するはずだ。この観点から考案されたプロジェクトが地球外知的生命体探査(Search for extraterrestrial intelligence、略称SETI)だ。

電波望遠鏡で宇宙から受信した電波を解析して人工的な信号を探すというもので、逆に地球の側からも宇宙人へ向けて電波を送る試みもなされている。こちらはアクティブSETIと呼ばれ、その嚆矢となったのが1974年にプエルトリコのアレシボ天文台から送られた「アレシボ・メッセージ」だ。

また、1999年にはカリフォルニア大学バークレー校の研究者が、多くのコンピューターが一斉に天体データを分析して地球外知的生命体の痕跡を探すという[email protected]プロジェクトを立ち上げた。これはインターネットに接続できる環境を用意し、専用ソフトをダウンロードすることで、自身のパソコンの処理能力でSETIデータの解析に参加することができるというものである。




近年では分散コンピューティングシステムは珍しいものではないが、開始当初は画期的なものであった事もあって瞬く間に多くの支持を集め、何万人もの人々がプロジェクトに参加することとなった。

しかし、全てのプロジェクトに終わりがあるように、この[email protected]プロジェクトもクラウドソースコンピューティングが2020年から無期限で休止しているという。更に、2000年代初頭に収集されたデータの多くが数年前にサポートが終了した旧式のフォーマットとサーバーハードウェアに保存された状態であることが判明した。つまり、このままだと多くの人が携わってきた地球外知的生命体探査の調査結果が永久に失われてしまう可能性が出てきてしまったのだ。

[email protected]プロジェクトのEric Korpela氏は次のように語る。

「プログラムに使用されているマシンは、もはや存在しない会社によって作られ、不安定なオペレーティングシステム上で動作しています。しかし、時の流れは一瞬です。これらのデータも保存する直接的な努力をしない限り、失われてしまうでしょう。マシンたちは10年以上にわたって立派に働いてきました。その存在を示す証拠もなく、ただ歴史の中に消えていくのは、ちょっと悲しいことだと思うのです」

果たして、30年に及ぶ地球外知的生命体探査の解析データはどうなるのか。今後の方針に関心が寄せられている。

(飯山俊樹 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像  BONIC running [email protected] / Keng Susumpow

 

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