
5月17日、米国議会はアメリカ下院情報小委員会の主催で、テロ対策、防諜、核拡散防止に関する公聴会を開催した。UFO現象に関する公聴会は実に50年ぶり。この公聴会では米軍が撮影していた新たなUFO画像が公開されるなど、UFO情報に関する透明性の向上が図られた。
この公聴会の結果を受けてか、新たなUFOの記録映像が公開された。
“Longbow 281” – APACHE UAP Footage
こちらの動画は科学ウェブサイトThe Debriefが入手したもので、2018年11月6日にアリゾナ州で訓練飛行中の米軍AH-64アパッチ攻撃ヘリコプターのパイロットがカメラに収めたもの。動画は白黒で少し粗いが、上空に白い何かが3つ出現。三角形の編隊を組んで高速で互いに追いかけあうようにして東の方角へ飛行していく様子が捉えられている。
動画には、突如現れた物体に驚く副操縦士と砲手、そしてパイロットの会話も記録されている。
「うわっ!あの3つのジェット機は本当に速く動いているのか?」という言葉に対し、パイロットが「おそらくね。おそらくA10かF16だろうが、上空にはいない」と応えている。
この動画は過去20年間にアメリカ海軍のパイロットによって撮影された数々の映像に類似しているため、動画を公開したサイトThe Debriefのスタッフは関係各所に動画の内容を確認してもらうことにした。
元米空軍戦闘機パイロットのクリス・レヒト氏によれば、動画に映った発光体は「地球上で最も旋回速度の速い戦闘機であるF-16やF/A-18戦闘機よりも旋回速度が速い」ように見えるとのこと。
「動画の物体は3秒以内に360度の完全な旋回をしている、しかも速度は音速を超えている。現代の飛行機では輪舞曲のような機動は不可能だ」と述べ、もし従来の飛行機でこの旋回速度を出した場合、人間には耐えられない70Gという負荷が発生したはずと語る。
果たして、この動画に映った謎の3つの発光体の正体は何だったのだろうか。
(飯山俊樹 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
画像&動画 The Debrief / YouTube