実力派アイドルを生むKPOP音楽事務所、BTSが世界的スターになったワケ

2022年5月27日、NHKの『漫画家イエナガの複雑社会を超定義』(金曜23時15分)では「大人気!“K-POP”を超速解説の巻」を放送。その内容とは・・・

1. 約30年で世界的人気、その戦略

1990年代まで韓国では音楽内容に規制があり、それを変えたのが「ソテジワアイドゥル」。検閲の中、彼らは学歴競争の不満や社会への批判を歌った。歌詞の変更を命じられるが、ファンの抗議が検閲の撤廃につながった!

これが韓国のエンタメ発展の道を作りKPOPの快挙の礎。




2. 人気の原動力 音楽事務所のシステム

プロデューサーがアーティストの活動を丸ごと抱えて、作詞、作曲、ふりつけ、イメージの管理。宣伝、メディア出演など全てをコントロールして売り出していく。

このようなシステムは日本にもあるが、韓国事務所との大きな違いは・・・それはデビュー前の練習生のレッスン。元KPOPアイドルの藤原倫己は「こんなにキツイと思わなかった」と告白した。

その内容というのが、「朝8時に練習室。帰りは夜中の2時。これが2年半続いた。休みは旧正月の1日だけ。練習する曲のレベルが高い。ビリージョエル、マイケルジャクソン、マライヤキャリー、ホイットニーヒューストンなどを
みんな練習し、韓国から直ぐに世界に発信できるよう、世界でウケるような曲調とかを常に意識していた。もう一度やるか?と聞かれたら、遠慮させていただきます」と苦笑いしながら回想。

圧倒的な練習量に狙いは世界!この厳しい練習生生活がスターを生むようだ。

3.音楽産業の輸出を目指した韓国政府支援

1999年当時の金大中大統領政府が「文化産業振興基本法」を制定。KPOPやアイドルを世界に売り出していった。

4. KPOPの共通点は目で見て楽しめる音楽

華やかな衣装、揃ったダンス、世界観のあるMV。そしてYouTubeを使いこなす。動画を無料で配信しファンを獲得。

収益はライブや音楽ストリーミング。その例がPSYの「江南スタイル」。史上初のYouTube 10億回再生。ビルボード2位を獲得。この様にKPOPは簡単に国境を越えファンを広げていく。




5. BTSの登場

当時、小規模事務所の所属だった彼らを育てたのは パン・シヒョクプロデューサー。彼が押し出したのは、メンバーの高いスキルだけでなく、個性豊かなキャラクター。BTSとパン氏はファンに寄り添える存在を目指す。

デビューしたBTSの特徴として、

① 豊富なコンテンツでメンバーを身近に感じてもらう。パフォーマンスの舞台裏、日常の様子などを無料で頻繁に配信。

② メンバーが詞を書き自らの内面を見せる。その時の率直な思いを真摯に語る。これらが多くの人々の心を動かし、共感したファンたちが韓国語の動画にボランティアで字幕を付けたりラジオ局にBTSの曲をリクエストしたりすることで熱心なファンたちの力でBTSは世界へ。

アメリカと言う世界最大の音楽市場でもチャート上位に。今では6曲がビルボード1位。グラミー賞にもノミネートされ世界を代表するスターとなりBBCでも“21世紀のビートルズ”と紹介された。

完全にアイドルグループを越えたBTSは2018年には国連本部で世界の若者に向けてメッセージを送った。“Speak Yourself(自分自身を語ろう)”

現在、世界中でKPOP式のトレーニングをしたグループが生まれている。初めは韓国国内だけの音楽だったのが、すこしづつ海外に進出し今や世界の音楽産業の一角に。

これからもKPOPがどうなっていくのか。ますます目が離せない。

(辻伊織 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像 K-POP / Photographing Travis

 

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