
マンション管理人の話
マンション管理人を派遣する会社にいた頃、横浜のとある比較的高級なマンションに出向いた際、「田中さん!大変なの…」とそのマンションに常駐していた管理人さんに呼び止められました。
防犯カメラに、人魂のようなものが写って、凄いスピードで動いていたが、段々と人の形に変わり、消えたこと。通りかかったガス検針の女性と2人で騒いでいたら、向かいの人が、「前任の管理人が、駐車場で急死した」と教えてくれたこと、などを話してくれました。
会社に帰って上司に聞いたら、前任者は確かにそこで亡くなったようでした。
「ゆっくり亡くなった魂は、ゆっくり動く」という話を『新耳袋』か何かで読んだことがあり、その逆で、急に亡くなった場合はやはり、人魂もせわしなく動くのか…と妙に納得いたしました。
生まれる前の記憶
近所のママさんに聞いたのですが、一人目の女の子が生まれて話し始めたころ、「お母さんのところには、前にも来たことあるんだよね」と言い出したそうです。
その子によると、一度お母さんのところへ降りてきたが死んでしまい、上に戻った。一度降りた子はもう羽がないので、神様に直接連れてきてもらう、というシステムになっているそうです。
そこでまたお母さんのところへ来た、と聞いて、鳥肌が立ったそうです。
その人は確かに、以前に流産したことがあり、まだその子には話していなかったので驚いたそうです。まだ2歳になるかどうか、という年齢で、死の概念も当然理解できていないはずでした。
色々聞いてみたところ、犬など他の動物はそこ(雲の上?)にはおらず、人間だけだったようです。
その話を聞いて、さらに娘を溺愛したため、娘が寂しくないようにと弟も産んだのだが「娘ほどには愛情が持てない」と話していました。まだ3歳くらいの弟くんが隣にいたのですが、既に携帯ゲーム機をあてがわれていました。
一度目に来た赤ちゃんには羽がある、と言う話は天使の目撃例に通じるものがあるかも、と思いました。
(アトラスラジオ・リスナー 田中さん 投稿 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
画像 Jeff Jacobs / PIXABAY