
松戸の小市民です。今回は、自分が10歳くらいの時、今から50年位前の話です。(昭和40年代の話です)
自分は、父を早く無くして母と妹の3人暮らしでしたので母の実家に、夏休みの1週間行くのが楽しみでした^_^
母の実家は、同じく千葉県の佐原市という所で農業をしていました。何時も寝る前に、祖父が、夜な夜な話してくれるのですが祖父が若い頃、十五夜の夜になると柿の木の上に二つ目の月があったり酔っ払って夜帰ると道だと思って前に進むと肥溜めに落ちたり、狸に化かされた話をよく聞かされました。
その頃は本当に、狸や狐は化ける事が出来ると疑いも無く思っていました。今も思ってます(笑)・・・。
ただ一つだけ本当に怖かったのは、夜、叔父と蛍狩りに行った時に田んぼのあぜ道を歩いていると墓場の方から大きな人魂を見た時でした。
墓場は、家と田んぼの間にありました。
人魂は、大体拳2倍(子供の感覚)ほどの大きさで青白いというより白っぽくフラフラと、何処かの民間の方向に向かって飛んで行きました。叔父は、万屋(屋号)のじいさん亡くなったみたいだな?とひとり事を言い自分も凄く怖くて叔父の手を強く握っていました。
そして何時も雄弁な叔父が一言も喋らず家に帰りました。
次の日、万屋のお爺さんのお通夜でした。
(アトラスラジオ・リスナー投稿 松戸小市民さん ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
画像 SAM SHATILA / PIXABAY