
元NASAの主任科学者のジム・グリーン氏が「地球外に生命体が存在する」だけでなく、なんと「今後数年以内に人類が宇宙人と接触すること」を確信していると発言して注目を集めている。
ジム・グリーン氏はNASAに40年間勤めた人物で、彼の名を冠する小惑星も存在している。そんな彼がBBC放送の番組「HARDtalk」内にて、「自分が生きている間に宇宙人の生命が発見されることを期待している」と発言。さらには地球外に生命体が存在することを確信しており、人類は「本当に驚くべき発見」をする瀬戸際にいると語ったのだ。
「我々は非常に大きな進歩を遂げている。銀河系には、星の数よりも多くの惑星があることが分かっています。それらの多くは地球と同じように、太陽からの光を受けることができ、水(液体だけでなく氷や蒸気を含む)を持つことができる場所にあります。我々は生命が誕生する条件を十分に備えた惑星を既に発見しているのです」
グリーン氏は更に、NASAの新たな宇宙望遠鏡であるジェームス・ウェッブ望遠鏡がその惑星の発見に役立つだろう、と語っている。ジェームス・ウェッブ望遠鏡の精度であれば、これまで見たこともないような遠隔地の惑星の姿を画像で捉え、技術者がその大気を分析するのに役立てるだろうという観点からだ。
「次代の大型望遠鏡で、遠方の惑星がどういうものか解明が進むはずです。私たちはこれらの惑星大気を、我々の知る他の惑星の大気と比較するつもりです。一番近いのは金星か、火星か、それとも地球か」
そしてグリーン氏は「今後数年のうちに、本当に驚くべき発見がなされると思います」と述べた。広い宇宙で我々地球人だけしかいない、という寂しい現状は解消されそうだ。
(飯山俊樹 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
画像©Thomas Budach / PIXABAY