整備されて約50年間山の中に建ち続けている「ビッグフット専用の罠」

熊や猪などの野生動物の害を防ぐために、山林に罠が仕掛けられることはよくある話だ。だがアメリカでは未確認生物を捕獲するために罠が仕掛けられたこともあったようだ。

先日、オレゴン州ジャクソン郡の森の奥深くに、生きたビッグフットを捕獲するために作られた罠が発見された。

この罠はカリフォルニア州との州境から3.1マイルほど離れたローグリバー・シスキユー国有林に1974年に設置されたものである。当時の調査団体である北米野生生物研究チーム(NAWRT)が捕らえどころのないUMAであるビッグフットを捕獲するために建設したものであり、3×3メートルのちょっとした小屋のようになっている。罠は木製で中に何かが入り込むと自動的に閉じる金属製の扉が付いている。




気になる成果だが、設置されてから6年間観測していたものの捕獲できたのはクマだけだったため、1980年代初頭に罠は放棄されることになった。その代わり、興味本位で近づいた人が罠にかかって閉じ込められてしまわないよう、扉はボルトで止められ開放されることになった。

その後、役目を終えた罠は自然の中で荒れるに任せていたが、2006年になって米国森林局が積極的に修復・整備を開始し観光名所として生まれ変わったのである。設置から48年経った現在では、コリングス山のハイキングコースの名所として人気のスポットになっているようだ。

一方でビッグフットの存在については謎のまま・・・実際に罠が使用される日はくるのだろうか。

(田中尚 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像©UnexplainedMysteries / Twitter

 

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