アラバマのデマがアイオワでも!?米国で広がるビッグフット偽情報

SNSやネットだと誤った情報が簡単に広まりやすいという話があるが、アメリカでは先月ビッグフットに関する誤った情報、それは警察がビッグフットの捕獲に動いたという話があっという間に広まるという例があった。

この情報は現地警察が後に否定して終息をみたのだが、なんと今度はこの情報をもとに別の州で同じ騒動が始まってしまったのである。

この奇妙な事件は4月にアラバマ州の男性がSNSに投稿された「ビッグレイク・クリークである人物がビッグフットと遭遇し、当局がこの目撃情報に基づきビッグフットを調査、捕獲も検討している」という話に端を発している。

この投稿にはビッグフットらしき生物の画像が添付されたこともあって、この話は地元住民の間で広くネット上で広まった。しかし地域の保安官事務所がネットの話題について否定し、この話を書き込んだ男性もデマであることを明らかにして騒動は収まった、かに見えた。

だが今度は遠く離れたアイオワ州にて、何者かがこのビッグフット目撃談の場所に関する箇所だけを変えて、地元でビッグフットが目撃されたかのように装って写真と一緒にSNSに投稿。アラバマ州での事件と同様、この話はすぐに住民の間に広まり、多くの住民がビッグフットの写真が本物かどうか議論したり、地元紙が真相究明に乗り出すほどになった。




最終的にはアラバマ州の情報を下敷きにした完全な創作であることが判明したのだが、このデマの流布が「成功」してしまった理由は地元のコミュニティーに限定して流布されていたことに起因していると考えられている。

今後はSNSで「地元の有名な場所でビッグフット(ないしはそれ以外のUMA等)に遭遇し、それを証明できる写真を撮った」という情報が出ても、安易に信じて拡散せず、ちゃんと情報の背景を確かめる必要が出てくるのかもしれない。

(田中尚 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像 Bigfoot / allenthepostman

 

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