
海外のUFO研究の分野で著名な人物の一人であるニック・ポープ氏は、1991年から1994年までイギリス国防省に勤務し、その間に未確認飛行物体に関する報告を調査。UFOが国家安全保障に危険をもたらすかどうかを判断する任務を負っていたことでも有名である。
ポープ氏は先日、ミラー紙の紙面にて「高度な技術を有する地球外知的生命体」がいたと仮定して、彼らが疑われることなく地球で人間たちの活動を監視したいと考えた場合、「監視装置を誰も見向きもしないような普通の動物に偽装するのではないか」という驚きの仮説を発表して話題になっている。
「もし、エイリアンが完璧な擬態をしたドローンを作りたかったら、生物をハッキングしてコントロールするのが簡単でしょう。その対象として、カモメやイエバエのような普通のどこにでもいる生物を選ぶのが一番ではないでしょうか」と彼は語る。
「普段我々があまり気に留めないような生き物が、常に私たちを監視・記録し、私たちの情報をエイリアンの母星に送ることになるのです。異星人が鳥の外見や行動を完全に再現することができるかもしれないと想像することは、不合理なことではありません。遠く離れた地球まで来られるような文明が利用できる技術レベルを考えると、こういう事もあり得るでしょう」
とポープ氏は語る。事実、昆虫のような外見と行動をするように設計されたロボットは我々人類も開発に成功しているのだ。
「軍や諜報機関には、SF映画やジェームズ・ボンドに出てくるようなものがある」
とポープ氏は昔を振り返って言い及んだ。
我々人類ですら精巧な小型ロボットを作成することは可能なのだ。さすがに既に野生動物の中に宇宙人のテクノロジーの結晶が紛れ込んでいるとは考えにくいが、我々より優れた技術を有する宇宙人であれば可能かもしれないと思わせる仮説ではある。
(飯山俊樹 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
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