
先日、オーストラリアより海岸に何十羽もの首の切られたペンギンが打ち上げられるという奇妙な現象が起きているという報告があった。4月だけでもフルリオ半島の海岸に20羽以上の首の切られたペンギンの死体が流れ着いているという。
この謎めいた現象を説明するために様々な説が唱えられているが、ペンギンが死亡したのがはるか沖合で起きているように見えることから、人間の仕業ではないとの見方が一般的である。
フリンダース大学のスティーブン・ヘッジス氏は、この謎を解明するためにペンギンの遺体を回収している。
「通常、海岸に打ち上げられるのは月に1~2体ですが、今月はすでに15~20体、時には1日に3体も回収しています。私が撮影した写真の中には、かなりきれいに切り刻まれた証拠もあります。しかしの動物を見て “とてもきれいな切り方だ “と思うことは、科学者が原因を特定することとは違うのです」
現状では、一帯誰が、何が、ペンギンにこんなことをしているのか、まったくもって謎のままである。
(加藤史紀 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
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