イギリスのリンカンシャー州にて、ある男性が上空を飛ぶ「UFO」を目撃し撮影に成功。しかし、このUFOを目撃した人が多数出てきたため、イギリスで騒動になっているという。

地元メディアのリンカンシャー・ライブによると、フリーランスのビデオ編集者アンソニー・ホッキー氏は21日（木）午後8時45分頃、リンカンシャー州アルフォード近郊のマンビーの自宅近くで、高速で動く奇妙な物体を目撃、撮影に成功した。

彼はその「UFO」について「前方に雲か煙のようなものを伴った白い発光体」と表現、海岸線に向かって南向きに移動しているように見えたと証言。

「私は私のガールフレンドと母親と一緒に犬の散歩から戻ってきたところだった。それは 非常に速く動いていて、おそらく飛行機というには速すぎた」と述べる。時間にして3、4分程度だったそうだが「海上の訓練場への飛行経路上にあるため、空軍の飛行機がたくさん来るが、私たちが見たものは音がなかった。普通、ジェット機なら音がするはずだが、こんなものは見たことがない」と彼は語っている。

リチャード・ギンジ・ブロイ氏も木曜日の夕方にUFOを見たと証言する一人だ。

「私はそれが非常に奇妙に見えたことを認めなければなりません。それは空に巨大なトーチのように低い雲の向こうに輝いていました。最初は飛行機の前部の光だと思いました」

一方で、同様の物体を目撃しながらUFO説については異を唱える人もいる。グロスターシャー州チェルトナム上空で奇妙な飛行物体を目撃した一人、ニック・ダイク氏はこう語る。

「私はこの物体を午後8時45分に見た。雲から出てきた発光体には煙の輪があったので、それが何であれ大気圏を出たり入ったりし続けるように見えた。同時刻にSpaceX社の衛星打ち上げがあったそうなので、自分が見たものもそれではないかと思っている」

確かに彼のいう通り、SpaceX社のインターネット衛星「スターリンク」53基を積んだファルコン9ロケットが木曜日午後6時ごろ、フロリダ州のケープカナベラル宇宙軍基地から打ち上げられている。だとすると、彼らが目撃したのはこのUFOだったのだろうか？他にも単なる流星であったとする説や、警察のドローンやライトアップされた航空機であった可能性もあるという意見が存在している。

Benjamin Moorcroft氏はこう強調する。だが、クリス・デヴァイン氏は「マドリッドの航空管制に問い合わせたが、上空を通過する飛行機はなかった。すべてのパイロットがこの物体を見ており、何なのか尋ねていた。それは高度60000ft（18000メートル）をはるかに超えて非常に速く動いていた」と証言している。

果たして、イギリスで何人もの人が目撃していたものは何だったのだろうか。

（飯山俊樹　山口敏太郎タートルカンパニー　ミステリーニュースステーションATLAS編集部）

画像　🄫Mysteries & Monsters / Facebook