小学5年生たちがビッグフットの保護活動を議会に提出、議決へ…

アメリカ・ワシントン州のとある学校の小学5年生たちが、自分たちの郡を “サスカッチ保護・避難地域 “とするよう地元政府に働きかけることに成功したという興味深い報道があった。

地元メディアの報道によると、働きかけを行ったのはワシントン州Holquiam市にあるLincoln小学校の生徒たち。クラスの担任のアンドレア先生によると、まず生徒たちは地域でも目撃証言のあるUMAビッグフットについて調査。

さらに「ビッグフットは実在しておりまだ発見されていないのか、それともただの大きな熊で、人々が誤認しているだけなのか」について議論(この問題に対する意見は大きく二分され、クラス内で議論が行われたという)。




また、ビッグフットが実在するかどうかという問題だけでなく、保護すべきかどうかについても、示唆に富む議題が出たという。最終的に彼らは「ビッグフットとの遭遇率が低いのは、残念ながらこの生物が繁栄しておらず、他の野生動物にとって脅威になっていないからだ」という結論が最も説得力があると判断。そして、「サスカッチの存在を裏付ける証拠がある」「目撃例が少ないことから、保護が必要な絶滅危惧種である可能性が高い」という意見で生徒たちの意見はまとまった。

だが、生徒たちの活動内容は学級規模に終わらなかった。生徒たちは実際に「ビッグフットの保護」を地元の議会に訴えた。そして先月開かれたグレイズハーバー郡の委員会にて決議2022-037が全会一致で可決され、グレイズハーバー郡が「ビッグフットの保護・避難地域」に指定されるに至ったようだ。

この決議に一番驚いたのは他ならぬ子供たちだったとか。担任のアンドリュース先生は、今回のビッグフットのプロジェクトを通じて「世界を少し変えた」ことを生徒たちに強調し、今回の体験で得た学びを「これからの人生に活かしてほしい」と願っている。

(田中尚 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像©neo tam / PIXABAY

 

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