
日本では度々金属の盗難がニュースになる。蛇口や橋の銘板、銅線などの盗難が報じられることが多いが、今回インドでは金属製の驚くべきものが盗難されて話題になっている。
先日、インドの警察は重さ550トン、長さ約18メートルの橋を盗んだ窃盗団を逮捕した。この衝撃的な事件は、先週インドのアミヤワールの村々に政府職員と思われる一団が到着したときに発生したと伝えられている。
彼らは政府の灌漑局から派遣された職員と名乗り、3日間かけてブルドーザーとガス式切断機を使って何十年も前に造られた橋を解体してしまったのだという。
この橋は近年使われなくなっていたため、住民たちは作業終了まで異変に気づかなかったという。地元関係者にこのことが伝えられると、金属を狙う窃盗団がこの橋を不法に撤去したことが判明。橋はかなり細かく解体されたにもかかわらず、警察はすぐに犯人と思われる8人の人物を突き止めて逮捕に至った。
しかし警察が逮捕した際に回収できたのは約550ポンドの鋼材だけで、その大半はすでに闇市場で売られてしまったと思われている。警察は数日かけて橋の解体を行った窃盗団のメンバーに加えて、犯行が行われていた日にたまたま病欠した政府関係者も逮捕。彼らがこの仕事の “内通者 “であったと疑っているという。
Bihar: Government official arrested for stealing 60-foot bridge | Oneindia News
(加藤史紀 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
画像&動画©Oneindia News / YouTube