
2020年の末にアメリカの情報公開法が新たに制定されてから、これまで公にされおらず、米軍内部でのみ把握されてきていたUFOもといUAP(未確認空中現象)の報告が徐々に日の目が当たる所へ出てきつつある。
先日、情報公開法(FOIA)の要求によって1,500件の文書が機密解除された。そこにはアメリカ政府が秘密裏に行っていた先進航空宇宙脅威特定プログラム(AATIP)にて様々なUFOに接近遭遇した体験者に聴取、その中にはUFOに遭遇して後にさまざまな症状が出た人が大勢いたことが記されていたのである。
公開されたファイルは実に300件、UFO(または「異常な乗り物」)に遭遇した個人が経験した生物学的影響や怪我に関する数十の報告書が含まれており、中にはある種の “エネルギー関連推進システム “によって引き起こされた原因不明の放射線火傷の事例があった。
また「異常な乗り物」に近づきすぎたと思われる人々は、脳障害、神経障害、頭痛、動悸に悩まされているという恐ろしい報告もあったという。また、民間のUFO調査機関である相互UFOネットワークことMUFONが収集したUFO目撃情報を調査したある報告書では、麻痺から “予期せぬ妊娠 “に至るまで、さらなる症状が出ていた事が記録されている。
他にも宇宙人とのテレパシー通信や誘拐、空中浮遊、テレポーテーションなどにも言及があるという。そして、「いくつかの高度なシステムがすでに配備されており、我が国が完全に理解するには不透明であるという仮説を支持する証拠がある」と結論付けられている。
なお、この情報公開要求はイギリスのタブロイド紙『The Sun』によって行われたもので、実現するまでに4年以上を要したそう。この動きを考慮すると、時間はかかるが着実にUFO関連の機密情報は公開されていく動きになっていると言えるだろう。今後公開される情報が楽しみである。
(飯山俊樹 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
画像©Willgard Krause / PIXABAY