
昨年末、アメリカ政府は新たな情報公開法(Freedom of Information Act)を制定。これにより米軍や関係機関が調査してきた様々なUFO情報が次々と明るみになっている。
これらの一般公開された情報は有志の手でデータベース化されつつある。ジョン・グリーンウォルド・ジュニア氏もその一人で、自身のウェブサイト「The Black Vault」を通じて機密解除された政府のファイルにアクセスできるようにした人物だ。
彼は最近、バラク・オバマ大統領図書館に対して、UFO現象に関するファイルや文書がないかどうか要求。3月10日に返送された手紙を受け取ったとき、彼はその返答に「仰天」したという。
Jackpot.
The Obama Presidential Library just informed me they have approximately 3,440 pages and 26,271 electronic files that pertain to my request for #AATIP / #UFO / #UAP and #AAWSAP information.
If true, I am absolutely floored the Obama Presidential library has that. pic.twitter.com/Iybgq69L2y
— John Greenewald, Jr. (@blackvaultcom) March 10, 2022
その手紙によると、なんとUFO、UAP(未確認空中現象)、米軍の最新UFO調査こと先進航空宇宙脅威識別プログラム(AATIP)、そして先進航空宇宙兵器システム応用プログラムに関する3,440ページと26,271の電子ファイルが記録されていることが判明したのである。そのファイルには文書だけでなく写真やビデオなども含まれていた。
「もし本当なら、オバマ大統領図書館がそんなものを持っているなんて、まったく驚きだ」と、グリーンウォルド氏は述べる。しかしこれらのファイルをすべて利用できるようにするには、理由は不明だが16年の歳月が必要であることも明らかになり、グリーンウォルド氏は落胆の色を見せている。
また、国立公文書館がこれらのファイルを公開することが可能かどうかもまだわかっていない。結局、アメリカ政府や軍が抱えているUFO情報が完全に公開されるまではまだまだかかりそうだ。
(飯山俊樹 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
画像©David Mark / PIXABAY