カリスマ『矢沢永吉』の”影武者”の過去を持つ、大物歌手の武道館へ続く飽くなき夢

3月3日放送の『ダウンタウンDX』(日本テレビ系木曜22時〜)で、音楽バンド『THE虎舞竜』ボーカルの高橋ジョージが、高校生の時に経験した、忘れられないアルバイトについて語った。

それは1975年12月24日、矢沢永吉は3年間活動していたバンド、『キャロル』を解散して初めてのソロツアーを仙台で催した。その時高校生だった高橋は、会場警備のアルバイトとして参加していた。

その日は丁度クリスマスイブ。会場のファンに、「メリークリスマス!」の言葉を投げかけて舞台へ登場した矢沢。「カッコいい!!」「永ちゃん!!」と歓喜したファンは、もう止まらず、ステージの前へと押し寄せた。




警備中の高橋は、興奮したファンを何とか阻止しようと奮闘。血気盛んな年頃も手伝ってか、高橋は次第にファンと揉み合いになり、見兼ねた主催者が「ストップ!!」と、コンサートを中断にして引っ込んでしまったそうだ。

「お前!今殴っただろ!」と、スタッフに咎められて退場を促されたのは、ファンだけでは無く、警備の高橋も含まれた。

「え!オレも?!」と『納得が行かなかった』高橋だが、『ファンと応戦したから』という理由で、コンサート会場からは退場となり、警備会社から替わりに楽屋の前に行くことを指示されたという。

ほとぼりが冷め、コンサートが無事再開したころ、矢沢の事務所の関係者が高橋に「君さあ、あと3曲で終わるんだけど(矢沢の代わりに)タクシー飛び乗ってくれない?」と、思いがけない打診をした。

「外見たら、暴走族の車とか出待ちの客がいるから出てくれ。タクシー乗って15分位ぐるっと回って、そのうちに矢沢氏出させるから」

「(矢沢が)出てる間に君は戻って来て。あと、お金ちょっと払うから」とスタッフが説明すると、諸々を理解した高橋は「お願いします!」と快諾。




そして、矢沢は最後の曲の途中で、すかさず楽屋に戻って来たかと思うと、スタッフから説明を聞き「なるほど」とひとこと。そして、緊張気味に直立していた高橋に向けて、矢沢が投げかけた言葉は『メリークリスマス!』。

それに対し、「ホンマに?!」「『ありがとう!』とか、『よろしくね!』じゃないんや!!」と、”矢沢流”の型破りな挨拶に、MCの浜田雅功を始め出演者一同大爆笑。

その後高橋は、「よし!行こう!」と気合を入れタクシーに乗り込み、爆音けたたましい暴走族が待ち構えるなか、無事任務を遂行したという。

2018年のインタビューで、「大先輩である矢沢永吉さんが現役で頑張っておられるのを見ると、75歳までには武道館に立ちたいなと思います」と語っていた高橋。リスペクトしている矢沢の、『お役に立てた』この日の出来事は、半世紀近く経っても”鮮明に”高橋の心に刻まれているようだ。

是非とも75歳までには、武道館に立つ夢を叶えて欲しいものである。

(香里 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像『原宿★ロックンロール★ヒーローズ 高橋ジョージ&THE 虎舞竜

 

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